Tora
2009-08-22 22:03:04

行ったぜ! グラジエーター!

テーマ:Gladiator

行ったぜ! グラジエーター!


ヤフオクにて500円でチケットをゲットした俺。

どうせ開催されるかどうかも怪しいイベントなのだ。

会場に足を運んだものの中止→払い戻しという事態を想定して・・・というよりもむしろ望んでいたのは言うまでもない。


が、入り口前にタムロする渡世人たちの姿を見て、本当に開催されるのだと思わせられる。

モギリや売店あたりをうろつく関係者たちも、東京のイベントとは違って明らかなソッチ系の方々。

試合開始15分ほど前、メロウなソウルミュージックが流れる会場に入るとガラガラ。

あくまで俺が子供の頃に足を運んだ新日本プロレスや全日本プロレスと比較して、だが。往時に比べると、新日や全日、ノアもガラガラであろうが・・・。


売店にミノワマン。誰も購入しようとしないではにかんだ表情(のちにチラホラ買い物している人も多く見ました)。

なにかわびしい。


しかし、予想より集客されていたことは事実。最終的には用意された席の1/4~1/5は埋まったのではないか。

正直、俺は100人いるかどうかだと予想していたので、十分健闘したと思う。

意外に子供の姿なども多い。推定するに格闘技ファンというよりは、つきあいで買わされた人たちばかりという印象。

見回すと顔見知りの水産ブローカー、朝市の蟹屋、街金の社長、デリヘルの経営者などがチラホラ。

函館あたりじゃ、格闘技雑誌・サイトに情報をリリースしてマニアにアピールするよりも、主催者の人脈でチケットを売るほうが確実なんだと痛感させられる。

cmaの諸岡氏も会場をウロウロ。小指が見えないのは俺の視力が低下したから?


30分遅れで試合開始。「花火は中止になりました」とアナウンス。うそ臭いなー。

「テレビ中継決定」と謳っておきながら、撮影スタッフは1名で器材はハンディカム・・・。

ちなみにその他メディアの取材はゼロ。

リングは非常に小さい。一辺が5メートルあるかないかではないか。

このリングを貸したのが、北都プロレスで、第0試合を提供。

なんかマイナー団体の死亡事故がらみで某巨大掲示板に叩かれているクレイン中條がレフェリー。非常に動きが悪い。リングスの北沢レフェリーみたい。

ドインディーなだけにもっとグダグダかと思ったが、予想よりはマトモな試合。


この試合の終了後に照明が落ち、独自の照明機材のみにリングが照らされ第1試合スタート。

慧舟会岩手支部の太田隆幸vsマッハ道場の大櫃達也。

モギリの際に渡された対戦カード票では、大櫃を指して「この選手はdeep~dream出場レベル。太田との闘いはあえて第1試合にした」とあるが、嘘つけ!

セコンドにマッハをつけた大櫃が、下からの十字で秒殺勝ち。


第2試合、中村裕司vs及川希。

中村はuファイルの選手で、セコンドに上山。

及川も太田に続き慧舟会岩手の選手。

「負けて東京に帰る事は、田村が許さない!!」という中村、何も出来ずに及川のアームロックにタップ負け。

これまた秒殺。及川、強かったです。


第3試合、ムン・ジェフンvs高橋孝輔。

ムン・ジェフンはcmaコリア所属で、元キックボクサー。

「釜山ではあまりの強さにキックの相手が無く」なるほどの強豪だとか。

対する高橋はグラップリング・アカデミー所属で長身の選手。グラチャンなどにも出場。

高橋が打撃でムンに秒殺勝ち。20秒。

リングサイドにいたアナーキーの藤沼伸一似のリングドクターが血相を変えてリングに。

釜山では無敵でも、函館ではダメだったみたいネ。


第4試合、戸田智春vs土肥正也。

戸田もuファイルの選手。トランクスに「打・極」の文字。「絶対負けは田村が許さない!」とのこと。

対する土肥はしんわトータルコンバット所属で山田哲也との同門。

「青森・秋田・山形地方では敵なし」と、東北では宮城・福島・岩手では勝てないってことか?

唯一の判定試合だが、技術・体力共に土肥が圧倒。

最後には戸田も頑張ったが・・・。


第5試合、松岡崇志vs平野仁。

松岡もuファイル。「やはり負けは、田村が許さない!」。とにかく勝利が至上命令のようだ。

平野は岩手在住、グラップリングアカデミーを主宰。

決め手は忘れたがこれまた秒殺。チョークだったかな?

「函館、サイコー!」と吼える。

それにしても今回イマイチだったuファイル三羽烏、田村に許してもらえるように奮起して欲しいところですな。


休憩を挟んで第6試合、キム・ユンヨンvs加藤誠。

キム・ユンヨンは9月26日にheatトーナメントに出場するとか。ハッスルに出ていた、元新日の元バレーボール選手みたいなルックス。長身。

対戦相手の加藤は元パンクラス練習生で、今はドマイナープロレスも活動。セコンドには上山。

「この函館大会に引退をかけて望む」らしいが、いいとこなしでチョークにより秒殺負け。

これにて引退なのでしょうか?

それにしてもユンヨン強かった!


セミ。徳久宣生vs桜井マッハ速人。

弟子vs師匠。

ようやく名前の知れた選手の登場に沸く場内。

エキシビションなのに「総合格闘技ルール」とコールしてしまうリングアナ。

「八百長じゃね? マッハ本気で殴ってねーべ。ほら、キックも・・・」と囁きあう隣の席の人たち。

フツーにエキシとアナウンスしたらいいのに、それをしないから余計な疑惑を持たれることになるんだよなあ。

10分間の軽いスパーの終了後、「今夜は花火大会だそうですが花火に行けなくなるぐらいミノワマンの試合で燃えてください」とマッハ。って、花火は中止になったんじゃ?


メイン。伊藤崇文vsミノワマン。

両者素手。ミノワマンはプロレス用リングシューズ。

またしても「総合格闘技ルール」とコール。こういういい加減なことをやっているから・・・というか、そのためにひっそりとやっているのか?

てか、伊藤の方がミノワマンよりタッパがあんのね。

uwfみたいにお互いに技の掛け合い。

「八百長だ!」と憤る隣の客たちを尻目に、結構沸いている場内。

ミノワ、子供たちに人気。

最後は足関節でミノワが勝利。

お約束のオイオイで取り合えずお客さんも満足、かな?

「機会があったらまた函館でやりたいです」とマイク。「やる」と断言しないところが案外常識人ネ。

清志郎なんか1回来たら5年は来ないくせ、「また来年来るぜー」といたいけなボクを騙していたのに・・・。

この時点で7時半すぎ。つか、早すぎるだろ!


総括すると、思ったよりマトモだったような。

やたら目立つ渡世な方々の姿も、ある意味地方っぽくてよかったです。

どんなプロレス団体も、函館じゃヤクザがウジャウジャだし。

よくも悪くも義理買いの客ばかりのためか、大都市の会場なら飛び交うであろう格闘技マニアの野次などがなく、全般的に暖かいムードでした。

会場の入りは芳しくは無かったけれど、あのクラスの選手たちなら十分ペイできたんでは?

ある意味、アメリカの場末の大会ってこんなんだろうなーと思いながら見ることが出来ました。

来年もやるなら、2000円ぐらいならまた見に行ってもいいと思います。


ま、ミノワの口ぶりからすると二度とないんだろうけど。


コメント

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1 ■無題

イベント開催されたなんて凄いですね!
期待を裏切られて残念です(笑)

2 ■わたしも

後半だけですが何とかみることができました
客席はそれなりに埋まってるし
ミノワマンはなんだかちびっこに人気だし結構拍子抜けな感じでしたね
でも提供試合が一試合だけとは言え北都プロにも告知がなかったあたりかなりどたばたしたかもですね
個人的には無名の選手が頑張って有名選手がメインでプロレスする地方の格闘技興行はありだなぁと思いました

それにしても選手より強そうな関係者とプロレスラーよりファットな少年が多かったw

3 ■Re:無題

>刺青怪人さん
何気に差額で小遣い稼ぎ出来るかもと期待していたんですけどね(笑)

4 ■Re:わたしも

>haniさん
確かにリングやジムはともかく、事務所じゃ選手より強そうな関係者ばかりでしたね

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