2009年8月13日
チェコの人形アニメ「屋根裏のポムネンカ」(イジー・バルタ監督)の日本語吹き替え版で、主人公の人形「ポムネンカ」の声を演じた女優の貫地谷しほりさん。声優には初挑戦で「緊張した」が、思い切り楽しんだという。放送中のドラマ「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」(フジテレビ系)にも出演しており、忙しい毎日を送っているが、たまのオフは「家で休むというより、外に出て行っちゃいます」と好奇心旺盛に過ごしているという。【細田尚子】
オフの日は、「普段行かないようなところに行きたいという衝動がある」という貫地谷さん。1日休みになると「友達とご飯を食べに行ったり、マンガ喫茶に行ったり、岩盤浴とか髪の毛のケアのためヘアサロンに行ったりしています」という。岩盤浴は「普段、本当に汗をかかないので、忙しいと肌が荒れてくるんですね。だから切実な悩みで、肌の調子を整えるために行かないとまずいんですよ」と語る。
ヘアサロンも「昨年、初めて髪を染めて、傷むってこういうことなんだなって知りました。他の人と比べると傷んでない方だとは思うんですけど、気を付けるようにはしています」とまめに通っているそうだ。
マンガが大好きだという貫地谷さんは、藤田和日郎さんの「うしおととら」や浦沢直樹さん「MONSTER(モンスター)」、冨樫義博さんの「ハンター×ハンター」などを読んでいるという。最近、一番はまったのは、「少女マンガなんですけど『僕達は知ってしまった』(宮坂香帆さん)っていうのが本屋さんにあって、ちょっとタイトルだけ見ると危なそうだなと思って読んだら、めちゃめちゃ普通の青春ラブストーリーで。高校生が手をつなぐ、つながないとかやっていて、もうキュンキュンしながら読みました」と笑顔で語ってくれた。マンガ喫茶には「1日中いろと言われたら、ずっとマンガを読んでます」とか。
最近は、可愛いリュックを持ち歩きたいがために、レジャーシートを詰めて、近くでハンバーガーなどを買って、友達と公園でちょっとしたピクニックを楽しむことが増えたという。「そういうことを楽しめるようになったのは私の中ですごい変化です。公園の緑の中にいる開放感って、こんなに気持ちがいいんだって」と話す。
自分の性格は「気分屋だけど、ひらめいたらすぐ行動する」と分析。「友達からはよく『うるさい』って言われます。確かによくしゃべるんですよね。移動の車の中ではしゃべっているか、音楽を聴きながら踊っているか。隣に止まった車の人に見られたら恥ずかしい……」と照れながら、これからも「楽しく過ごしたい。演技の上でも私が演じているのを見て、少しでも面白いなと思ってもらえたらうれしい」と笑った。
<プロフィル>
1985年12月12日、東京都出身。05年にフジテレビ系「大奥~華の乱」、06年にテレビ朝日系「氷点」などのドラマに出演後、07年に大河ドラマ「風林火山」に出演。オーディションで選ばれ、同年10月からNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」で初主演。現在はフジテレビ系の月9ドラマ「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」に出演している。2010年の大河ドラマ「龍馬伝」の出演も決まった。主な映画は「スウィングガールズ」(04年)、「愛の流刑地」(07年)など。22日公開の妻夫木聡さん主演の日韓合作映画「ノーボーイズ、ノークライ」にも出演する。1日からユーロスペース(東京都渋谷区)ほか全国で順次公開するチェコの人形アニメ「屋根裏のポムネンカ」(イジー・バルタ監督)の日本語吹き替え版で声優に初挑戦した。
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