2009年7月9日
97年に出演したドラマ「踊る大捜査線」の柏木雪乃役が話題を呼び、その後、映画やドラマ、CM、最近では舞台や雑誌のエッセーなど幅広い活躍を見せる女優の水野美紀さん。篠原とおるさんのマンガを梶芽衣子さん主演で映画化、クエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル」のベースとなった名作「女囚701号-さそり」をリメークした「さそり」で体当たりのアクションを演じた。体が資本の女優業で、コンディションを整えるために「玄米を食べるようにしている」という。水野さんの“こだわり”を聞いた。【細田尚子】
07年に脚本家の楠野一郎さんと演劇ユニット「プロペラ犬」を立ち上げるなど、最近では舞台公演にも力を入れている水野さん。4~5月に長丁場の舞台があり、「しっかり体調管理をしないといけない」と思い立ち、玄米を食べ始めたという。「友人がずっと食べていたので、私も食べてみようと、今年に入ってから玄米を食べてみたら、すごく体の調子がよかったんです。それ以来、自炊する時は玄米を食べるようにしています」と話す。「胃腸の調子がよくなったんですよ。ぶっちゃけ、お通じがよくなるんですよね」と効果を実感。近所のスーパーなどで購入し、自宅には常備するようにしている。
もう一つのこだわりは入浴剤。「好きなので自分でも買うし、人からいただくんです」とさまざまな種類を試しているという。水野流はさらにもう一工夫し、「入浴剤と一緒におにぎり1個分くらいの量の塩を入れる。バスソルトでもいいし、その辺で売っている普通の(食用の)塩でもいいんです。そうすると、発汗作用があるみたいで、すごく汗をかきますね」という。
湯船につかっている20~30分は「本を読んだり、DVDを見たりしています」とか。「海外のドラマだと30分区切りなのでちょうど1本見て。『セックス・アンド・ザ・シティ』や『24-TWENTY FOUR』などを映画字幕で見ると、英語の勉強にもなって一石二鳥なんです」と、国際派女優らしい面を見せた。
次回は、2年半前に香港で撮影したという映画「さそり」の熱気あふれる撮影の様子など女優の顔に迫る。
<プロフィル>
1974年6月28日、三重県出身。87年にデビュー。ドラマ「踊る大捜査線」(97年、フジテレビ系)の柏木雪乃役で人気に火が付き、その後、「彼女たちの時代」(99年、同)、「ビューティフルライフ」(00年、TBS系)、「恋人はスナイパー」(01年、テレビ朝日系)など話題作に多数出演。94年、SMAP主演の「シュート」に出演、以来「ガメラ2 レギオン襲来」(96年)、「図鑑に載ってない虫」(07年)、「真・女立喰師列伝」(07年)、「あの空をおぼえてる」(08年)、「ジャージの二人」(08年)などに出演。アクションもこなせる女優として幅広い作品で活躍している。梶芽衣子さん主演で70年代に映画化された「女囚701号 さそり」をリメークした主演映画「さそり」は8月8日から銀座シネパトス(東京都中央区)ほか全国で順次公開予定。9月12日からBunkamuraシアターコクーン(東京都渋谷区)で上演される蜷川幸雄さん演出の舞台「ザ・コースト・オブ・ユートピア ユートピアの岸へ」に出演する。
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