2009年5月7日
映画を中心に活躍する女優の麻生久美子さん(30)が、本人にとっては「めずらしい」という等身大のラブストーリー映画「おと・な・り」で、「V6」の岡田准一さん(28)と共演した。麻生さんがこだわっているのは、いつも持ち歩いているiPodの外付けスピーカーと、「可愛くて仕方ない」という愛犬のトイプードルだという。【細田尚子】
映画は、アパートの隣同士に住む30歳の男女が、普段はほとんど顔は合わせないが壁ごしに聞こえる「音」によって結びつきを強めるというストーリー。そんな作品に出演したからではないだろうが、麻生さんは撮影などの現場にiPodとコンパクトな外付けスピーカーを持って行き、スタッフらと準備を進める間にスピーカーから聞こえる音楽や、ポッドキャストなどの話題で盛り上がることがあるという。「イヤホンって苦手なんです。慣れないせいか、耳が痛くなっちゃう。スピーカーでみんなで聞くと、いろいろ話もできますしね」と話す。
かけているのはJポップや洋楽から、「セサミストリート」のポッドキャストまで幅広い。最近のお気に入りは、出演した映画「インスタント沼」(三木聡監督、5月公開)の主題歌で、YUKIさんの「ミス・イエスタデイ」。「すごく可愛いので、普段ずっと聴いてます」という。iPodは3台目で、スピーカーは「すごく小さいのに電池でも動くし、もちろん電源も使えるし、充電もできるし。音もなかなかいいんですよ」と重宝している。値段も4000円ちょっとと、お手ごろなのもお気に入りの理由だ。
そして、麻生さんの愛犬は、もうすぐ4歳になるメスのトイプードル「つぶあん」ちゃん。「見た目は黒くて小さくて、つぶつぶしています」と、iPodの画面に写真を出して、「すごく表情とか仕草が可愛くて」と“母の顔”を見せた。「犬がいるのでお子さんはまだまだですか?」と尋ねると、「いやいや、(人間の)妹か弟がほしいですね。(性別は)どっちでも子供ができたらすごくうれしい」と結婚生活の充実ぶりをうかがわせた。ちなみに、しつけは「家の母が厳しかったので、私も厳しくなるんじゃないですかね。犬にもしつけの段階ではすごく厳しく接しました」と今度は厳しい母の顔を見せた。
次回は等身大の30歳の女性を演じた映画「おと・な・り」を中心に、麻生さんの女優の顔に迫る。
<プロフィル>
78年6月17日、千葉県生まれ。94年、三菱電機「ハイビジョン」のCMでデビュー。98年に今村昌平監督の「カンゾー先生」でヒロインに抜てきされ、注目を集める。06年、ヒロインを演じたドラマ「時効警察」が高視聴率を記録。07年公開の「夕凪の街 桜の国」に主演し、毎日映画コンクールの女優主演賞、ブルーリボン賞主演女優賞など各賞を受賞。08年には「ハーフェズ ペルシャの詩」「アキレスと亀」「たみおのしあわせ」などに出演。09年も主演映画「インスタント沼」(5月23日公開)、「ウルトラミラクルラブストーリー」(6月6日公開)など出演作が目白押し。「おと・な・り」は16日に東京・恵比寿ガーデンシネマほかで公開後、30日から全国で公開予定。
毎日jp掲載の記事・写真・図表など無断転載を禁止します。著作権は毎日新聞社またはその情報提供者に属します。
「注目のキレイワード」「マイキレ・ドリーム」「TOKYOキレイナビ」の情報提供元は、CouponLand(クーポンランド)・美食ナビです。
お問い合わせ:株式会社サイファ