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「週刊現代」の記事めぐり330万円賠償命令 東京地裁

2009年8月29日9時19分

 健康器具の効果をうたった通信販売番組の内容が捏造(ねつぞう)だとした「週刊現代」の記事で名誉を傷つけられたとして、放送したテレビ朝日が発行元の講談社(東京都文京区)に1億円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁(中村慎裁判長)は28日、講談社側に330万円の支払いを命じた。

 問題となったのは、同誌が07年7月に報じた3本の記事。テレビ朝日の元社員の内部告発という形で、番組で紹介した実験ビデオの出演者4人は番組関係者が用意した「サクラ」だった、などと記述した。判決は、元社員が出演者に直接聞いたわけではなく、裏付け取材もないことから、内容は真実だとはいえないと判断した。

 週刊現代編集部の話 「ロデオボーイ2(ローマ数字の2)の減量効果を虚偽であると断じた公正取引委員会の警告と、真摯(しんし)な内部告発を無視した非常識な判決だ。即刻控訴する」

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