[ベルリン 27日 ロイター] ドイツの考古学者らは27日、ローマ時代の像の一部と見られる、ブロンズと金でできた馬の頭部を公開した。
この像は、ドイツ中部のヴァルトギルメス近くで発掘をしていたチームが、8月12日に騎手の足の部分と一緒に発見したもの。馬具の部分には、軍神のマルスや勝利の女神ビクトリアをかたどった装飾が施されていた。
考古学者らは、ローマがこの付近に前哨基地を作った紀元前3年から4年ごろのもので、初代皇帝アウグストゥスの像だったが、9世紀のトイトブルク森の戦いでゲルマン人がローマ軍を破った際に破壊され、一部が井戸に投げ入れられたのではないかとみている。
2009年8月28日 18時26分