2009年8月29日 10時12分
神戸市の西市税事務所(西区)で、職員がメモ用紙として再利用している紙の一部に、住民の個人情報が記載された文書が使われていたことが28日、分かった。裏に名前や住所などが記されており、同事務所は「紙を有効利用したつもりだったが、使われるべきでない文書も含まれてしまった。おわびしたい」としている。同事務所は、個人情報が外部に流出していないか確認している。
同事務所によると、使われた個人情報記載文書は、区外に転出した住民の「住基分宛名転出者リスト」や外国籍の住民の「外登世帯リスト」。文書を六つ切りにし、裏面をメモ用紙にしていた。
神戸市の公文書管理規定では、特定の個人が識別される文書を廃棄する場合は、焼却または裁断することになっている。