2009年 8月 28日
新型インフル感染で始業式1日延期
津山商業高校で新型インフルエンザの集団感染が確認され、来月1日の始業式を1日延期することになりました。津山商業高校では27日までに生徒6人が新型インフルエンザに感染していることが分かりました。このため高校では緊急の対策会議を開き、感染の拡大を防ぐため来月1日の予定だった2学期の始業式を1日延期し、来月2日にすることを決めました。高校では教室の入り口に消毒液を置くなど感染予防にあたっていますが来月2日の始業式は感染拡大を防ぐため体育館に集まらず、各教室で放送を通じて行うことにしています。

岡山市 新型インフル臨時休業の基準公表
新型インフルエンザの流行拡大を受け、岡山市は28日、児童や生徒が感染した場合の臨時休業の判断基準を公表しました。これは岡山市が開いた対策本部会議で示されたものです。それによりますと1週間のうちで感染した児童や生徒がクラスや学年全体の2割に達した場合に5日間の臨時休業にするということです。岡山市は、27日付けで市内すべての幼稚園と学校に文書で対応を要請したということです。岡山市では今月25日までに8件の集団発生が確認されていて、いずれも高校や大学など学校での感染拡大です。市ではマスクの着用や、手洗い、うがいの徹底を引き続き呼びかけることにしています。

衆院選迫る 開票速報リハーサル
衆議院議員選挙の投票まであと2日。本番を目前に控えた28日、岡山県庁で開票速報のリハーサルが行われたほか投票を呼びかける啓発活動も行われました。県庁内に設けられた選挙速報室では選管の職員約30人が4つのグループに分かれてリハーサルを行いました。職員は、投票所や開票所からファックスなどで送られてくる投票者数や開票状況をまとめ、間違いがないか入念に確認するなど本番に備えていました。また美作市のスーパーでは岡山湯郷ベルの福元美穂選手と安田邦子選手が買い物客に啓発用のグッズを配って「選挙に行きましょう」と呼びかけました。衆院選の投票は、一部を除き、30日午前7時から午後8時まで行われます。

大麻所持容疑の男を逮捕
自宅に乾燥大麻を隠し持っていたとして美作市の69歳の男が大麻取締法違反の疑いで警察に現行犯逮捕されました。男の自宅からは大麻草も押収されました。逮捕されたのは美作市真加部の無職、吉川法宏容疑者(69)です。警察によりますと吉川容疑者は自宅に乾燥大麻約80グラムを隠し持っていた疑いです。警察は28日、吉川容疑者の自宅を捜索し、ベランダで栽培していた大麻草6本や大麻草の種などを押収しました。警察の調べに対し吉川容疑者は「自分で吸うために栽培した。今年に入ってパチンコ店で男から種をもらった」と供述しているということです。しかし吸引する道具が見つかっていないことから警察では販売する目的で大麻草を栽培していたとみて吉川容疑者を追及することにしています。

岡山・香川の有効求人倍率 さらに悪化
岡山・香川の先月の有効求人倍率がまとまりました。岡山は過去2番目に低く、香川は過去最低となっています。岡山県内の先月の有効求人倍率は0.55倍と、前の月より0.01ポイント低下しました。13カ月連続の下落で、過去2番目に低い倍率と並びました。多くの業種で新規求人数が減っていて、特に製造業では去年の同じ月より約6割減少しています。一方、香川県内の有効求人倍率は0.64倍で、過去最低だった前の月をさらに0.02ポイント下回りました。企業の収益悪化で新規求人数が減り、特に情報通信業で去年の同じ月より約6割、サービス業で約5割減っています。労働局によりますと雇用情勢の悪化に歯止めがかかっておらず、先行きは不透明ということです。

フェリー会社が地域商品券配布
高松港と宇野港を結ぶフェリー会社が来月から、玉野市内で使える地域商品券を配るキャンペーンを始めることになりました。キャンペーンでは宇高国道フェリーと四国フェリーの車の利用者に対し、玉野市が発行する地域商品券を配ります。普通車は1500円分、軽乗用車は1000円分で商品券は玉野市内の商店街やレジャー施設で利用できます。高速道路のETC割引に対抗するのがねらいです。キャンペーンは来月5日から来年2月28日までで、宇高国道フェリーはキャンペーンの原資を生み出すためフェリーの運航を1日34便から31便に減らすことにしています。