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東京地検、酒井法子容疑者を起訴 覚せい剤所持の罪、使用も立件へ
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東京地検は28日、自宅マンションで微量の覚せい剤を所持していたとして、覚せい剤取締法違反(所持)の罪で女優酒井法子(本名高相法子容疑者(38)を起訴した。酒井被告は覚せい剤を使用した疑いで追送検されており、地検は捜査を継続、9月中に追起訴する方針。 月額105円/携帯サイトで内外ニュース
起訴状によると、東京都港区の自宅マンションで3日、覚せい剤0・008グラムを所持していた、としている。
捜査関係者によると、酒井被告は「使った後の残りだが、また使うために持っていた」などと供述、起訴内容を認めている。
地検は「余罪も見込まれ、事件の全容を見ればなじまない」として、裁判所に対し、1日で審理を終えて判決を言い渡す「即決裁判」の適用を申し立てなかった。
今回立件された所持量は常用者が1回で使う平均量(約0・03グラム)、耳かき1杯分に満たなかったが、アルミ箔で丁寧に包まれていたことなどから、酒井被告が自ら使用するため所持していたと判断。地検は「所持状況や目的、本人の通常の使用状況を見れば、十分に起訴する価値はある」と説明した。
酒井被告は夫の高相祐一容疑者(41)=覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で起訴、別の所持容疑で再逮捕=が警視庁に現行犯逮捕された3日に失跡。出頭した8日に逮捕された。
捜査関係者によると、酒井被告は3日以降、知人の建設会社経営者が手配した車で移動。山梨県身延町の親族宅や、経営者の兄の元弁護士が部屋を所有する東京都東大和市のマンションと神奈川県箱根町の別荘に泊まったとされる。
「覚せい剤を抜くために逃走した」と供述しているといい、警視庁などは裏付けを進めている。
(共同通信社)
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