また懐かしい話になるね
また懐かしい話になるね
●呪いの宝石キャンペーン
ヒュノーの海賊船に追撃され、PC達の乗った船は沈められてしまう。その時、一人は水中呼吸の呪文で海中に逃れ、マーメイドの村に辿り着き、一人は泳いでヒュノーに渡りきり、一人は飼い犬に与えていた魔法のゴムボールの力でペット達と一緒に悠々と海を渡り・・・その他大勢と捕虜になって海賊船に引き上げられる事を選んだ美しいエルフの君は、かつてヒュノーの三騎士がしていたという三つの指輪の内の『力の指輪』をしていたが為に(非力なエルフを人間並みの腕力にしていた)、特別に女指揮官に尋問を受ける羽目に陥る。その折に絶対逆らえない様にと呪いの鼻具『豚奴隷スーツ』を付けられてしまう。これを付けた相手にしか外せず、その相手が決めたコマンドワードでいつでも豚の姿に変えられてしまうという品だが、魔法の防御点が10点もあり大抵の攻撃は防いでしまう。痛いけど・・・
上手く立ち回った他のPC達が女指揮官の上司に進言して、これを陥れ、この指揮官を解任させたりして、社会的に追い込んでからこちら側に引き込み、この呪いの呪具を外させる事に成功する。
<ゴブリンの船員達に普通に捕虜として扱われる展開にすると、真っ先に二目と見られない姿にされるか、次回に新しいキャラクターを作る事になるので、折角非力なエルフを強化しようと(伏線としても)出した曰く付きのアイテムを引っ込める事になってしまった。>
●鉄巨人キャンペーン
これはリコリスのPLさんがまだ参加する前の話だが、他のPCが二人をまとめて焼き殺そうとして、PCの方が先に参ってしまい(行動不能)、そのままだとその場で焼け死んでしまう為、イベントで生き残る道を残した。
惚れ薬は、作った人物が半日もしない所に住んでいる面識のある人物なので、他のPL(PC)が助けてやろうと思えば解呪出来るものだったが、助けるどころか、面白いのでこのままで・・・という事で落ち着いてしまった。
ま、仲間ごとまとめて焼き殺そうとするPLさんがいる訳だから、さもありなん。
<それでいてそのPLさんは、あんな目にあっていながらよく参加するねえ~と彼に語ったそうな。そりゃ、あんたがそう仕向けたんだろうが(苦笑)。まぁ、とにかく重要なNPCを射殺してみたりと、シナリオ崩壊に繋がりそうな事を平気でやるPLさんでしたな>
無理矢理PCだけ連れ出すか、薬を作った錬金術師を引っ張って来て、解呪させれば済んだろうにね。至極簡単で単純な話。でも、そういった選択の積み重ねが各自の物語を刻んでいく訳だ。この時のシステム変更は、そういった冒険の記録をキャラクターブックに残していく、という事で、これもテストプレイの中に入っていたからね。そういった意味でも実験的なセッションだったと思うよ。それまでの敵が、呪いの力で味方になってしまう・・・
そして、その後も宮廷物語として、仇敵であった黒い三騎士と、ある意味旧勢力との対立軸の中で新興勢力として一くくりにされてしまう。実は、そこに連中と手を組むか組まないか、三すくみになるか・・・という展開があった訳だがね。
<そういえば悪魔の使途騒ぎのシナリオも、結界を壊して村の外に変身の魔法を流出させたのは、まとめて焼き殺そうとしてPCだったな。本当に彼はドラマチックに世界を変えていってくれる>
●虹色の髪で共通語がしゃべれないPC
キャラメイク時やイベント表で珍しい目を連発する彼の運命だろうと思うのだが。今回は、キャラメイクの最初の段階でキャラクタータイプの中から自分で社会的に冷遇されている半妖精を選択する段階で、彼としては随分な冒険だったのではないだろうか?
他の妖精族が半妖精を毛嫌いしている、という設定は当然認識していた訳だし。
シナリオスタート地点が、人間の村だという事が最初から判っていながらね・・・
結局、共通語を覚える事が、彼の最初の行動原理になっていた様な気がします。
どうしてかねぇ~・・・(ため息)
ま、環境に因ってはそれでも生活出来てしまう、という事なんだけどね。
まぁ、箱庭タイプのセッションという奴は、得てして動くPC(PL)の影響が大になる。そういった中で、流されてしまうのもまた彼の特質だろう。
当然、困難な状況に陥った際には、マスターとしては自力での脱出を望む訳だが、それはPCの視点だろうか? それともPLの視点でだろうか? PCの視点だけならば、それはその場その場で手の届く範囲になるだろうし、PLの視点ならば、他のPLを言葉巧みに動かして自分の有利な状況に持って行こうと・・・持っていきたいと願うものだろう。
呪いにより、どうにも自分の手には負えない場合は、良い仲間に恵まれていれば、豚奴隷スーツの様に解呪へ向かって救いの手が差し伸べられ、悪い仲間に囲まれていれば、呪いの惚れ薬で仇とねんごろになろうと、周囲は面白いから、と放っておく事を選ぶ訳だ。
MT5の時も、死霊に憑依されて様子がおかしくなっていくPCを誰も坊主の所へ連れてって、お払いするという、時代劇では至極当然の展開を考える者が居なかったり、街道の分岐点で敵が人遁の術を用いて行方をくらましたとしても、連携して各要所に手分けをして見張ってみたり、そこで人遁の術を用いるタイミングを考えてみる、という事をしないで、すごすご上忍の元へ帰還して、次の仕事下さい、という何ともなプレイングを書いて来たりもする。しかもOPで話の舞台、登場人物、全てが明示されているというのにね。
MT3の時、建造中の超巨大戦艦が拠点を焼かれ、避難民と共に海へ流れ出るというイベントがあった時も、捜索隊でただ『調べる』とだけしか書いて来ない人が多かった。何故、その時間帯の海流や風の流れを現地の者に尋ねて、流れ着きそうな区域を絞り込むという『目星』を付けてこれないのか。あの海域を渡る知恵を持つのはこちらの国の船乗りだけ、という設定がまことしやかに記されていなかっただろうか?
ロールプレイングゲームは想像力のゲームだ。
そしてコミュニケーションのゲームだ。
キャラクターの視点に降りて、世界を想像して眺めてみれば、見えて来なかったものも見えてくるかも知れない。世界は様々な流れで繋がっているのだと。
アリアンロッドがうんぬんの話も、そのキャラクターの視点に降りて、やってる事を想像してみて貰いたい。
何回もエンカウントし、バックパックが戦利品でいっぱいになった、その時の自分のキャラクターの姿は? その後ろにあるものは? ただ遭遇戦を繰り返すシナリオ一本で、私はもうアリアンロッドを生理的に受け付けなくなってしまった。
みんな、大丈夫なの~? あれは、それだけの話だ。
鬼の首を取った様にはしゃぐ子も居れば、そういえば私も・・・と多少の共感を示して下さった方も居た。それだけで、充分意味のある事だったと私は思う。
女神転生の話も、限られた時間帯でやるチャットセッションに、いちいち装備の受け渡しに時間を割いて貰っては困る、という問題があった。その様なレギュレーションは、セッションの前日に済ませておかなければ、と気をもんだ。何しろ前回は、夜中の一時過ぎまでかかたったのだ。こちらはその一時間半後に出勤だ。充分な仮眠時間をキープする、という事は、こちらにとっては死活問題なのだ。乱暴な話だが、逆を言えば、そんな装備、正直言っていらない。レベルを15までアップするというから、それに見合った変更データを早く渡せ、というだけの話だ。ぐにゃぐにゃ言葉を濁して、その辺を明示しないのは、何かイベントを考えての事だったのかも知れないが、前回はそれで時間が押したのをどう考えていたのだろうか? 歯に衣着せぬ言い方をすれば、切れ味の悪い話だ。
次のセッションまで、三週間も時間があったので、このままだとこういうレベルアップをするけど、どう? と、早めにサイトへ一つの案をアップしただけで、切れてしまった。まだ叩き台の段階でだ。レベルに見合った悪魔カードを渡さないと、こういうレベルアップでゲームに望んじゃうよん☆ と言っただけで。無論、原因はそれだけではないのだが。
正直、符術師の符の使い方ががっかりだった。
符は判定も必要とせず、他人に渡して使えるというメリットがある。これは達成値の低い初期キャラにはかなり大きな意味がある。
エンカウント時、こちらがアナライズしてデータを得た段階で、マイナーアクションで渡して、二人で二枚の符を投げていたら、雑魚のワンターンキルを狙う事くらいは出来たろう。うまくやれば、会話判定を行わせておいて、こっそり準備、なんて事も可能じゃなかろうか? 演技派と聞いていたが、それならそういった腹芸の一つも出来ないものか?
また、攻撃用の呪符を自分で作れないなら、それはイニシエーションで覚醒したイベント時に手に入れた物の筈。符術師の場合、普通なら師から与えられた物であろう。
それは5レベルの時であったかも知れない。9レベルであったかも知れない。
それは、レベルの低い符術師にとって、どういう意味の品物だったろう?
それをピンチに陥った訳でも無いのに、一気に全部使ってしまった。
何の感慨も表明せずに。
それって、キャラの視点に降りて考えたら、どういう意味?
ここで何も考えずに使い切ってしまう感性が考えられない、と言ったらやっぱり俺ってロール馬鹿(笑)? 馬鹿なんだろうね。ああいって、二人を怒らせてしまったんだから。
ま、感情的になっている人に何を言っても無駄だろうから、最後には相手にとって意味があろう言葉を選んでおいた訳だが、馬の耳に念仏だろうか。
師のお陰で、生き延びる事が出来るのだから、どこかで感謝の念を持って欲しかったのが残念だね。官給品の装備を受け取って使った訳じゃないんだから!
メガテンでは、クリティカルを出した時には何かカッコイイ演出を自分で表現する、というルールがある。判定が無い分、正にそれでもあったと思うのだが、いや勿体無い。お陰で、どういう人柄なのか、さっぱり伝わって来なかった。正にのっぺらぼうだ。
つまりは、もっとキャラクターを表現して欲しかった訳だ。自衛官は、対外的に個人的感情を漏らさない訓練を受けてそうに思えるが、どうだろうか? イラクへ派遣された隊の隊長さんは、かなり人間味のある方だったじゃないか。
ま、いきなりは無理でも、多少の努力はしてもらいたいと思ってしまう。
何しろ、一緒に居て、それはとても退屈な事なのだから。
そういった意味で、白玉楼さんの「活躍した」という言葉には、確かに普通のセッションとしては活躍したと言えるのだが、言いようの無い違和感を感じてならなかった。
無論、全部を求めている訳ではない。それは無理というものだ。
上の事を、言い並べるととっても失礼なので言えなかったけど、演技派なら考えてみて欲しかったが、もう縁を切られた今ならアップしてもいいかな?
ああ、そうそう。こちらは、アーシーズを召還した時、ディア4回分のMPはキープしておりました☆ 使い切ってヒイヒイなんて、どうして言えるのか訳わかんない(笑)! 継戦能力を鑑み、ピクシーは充分に使ったから、肉弾戦タイプのアーシーズに切り替えてみたんだな☆ やっぱり、どっちも使ってみてあげないと、可哀想だからね♪ しかも「幸運」は残ってるし、命運点も何点か残してあった(ガキをカード化する為にも、多少はね)。全然、余裕~☆ BOSSがあっさり落ち過ぎて、キャラのスペックを十分検証機会が無かった、物足りない戦闘だったな(苦笑)。
ちなみに、ピクシーを最初に使ったのは、やっぱり一番長く付き合ってる相棒だからってイメージだよね。信頼というか何と言うか、一番大切な仲魔なんじゃないの?
あと。プロレスじゃないけど、1ターンくらいガキ達と普通に交戦させても良かったんじゃないかな? 互いに判定値がメッチャ低い訳だし。最初の戦闘で、いきなり最大のオフェンスって、ドラマ的にも盛り上がりに欠けるよね(苦笑)。やっぱり勿体無いよな~。もっと、自作自演しなくちゃ(爆)!
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