世界ボクシング評議会(WBC)フライ級暫定タイトルマッチ12回戦は28日、タイのチェンマイで行われ、挑戦者で30歳の升田貴久(三迫)は暫定王者のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に6回1分6秒TKOで敗れた。
升田は動きが鈍く、2回に左ストレートでダウンを喫した。その後も有効打を打てず、6回には連打を浴び、右アッパーをもらってリングにうずくまると、レフェリーが試合を止めた。
升田の戦績は32戦20勝(5KO)9敗3分けとなった。日本のジムに所属する男子の世界王者は5人のまま。(共同)
升田貴久の話
「ポンサクレックのパンチが頭に効いて、何も覚えていない。何となく風景を覚えているが、試合のことは覚えていない」
ポンサクレックの話
「今まで以上に冷静に試合の流れをつかむことができた。落ち着いて闘えた。升田選手は経験不足だと思う」