タレントの酒井法子被告(38)が覚せい剤取締法違反(所持)の罪で起訴されたことを受けて、所属事務所の「サンミュージックプロダクション」(東京都新宿区)は同日夕、記者会見を開き、同日付で酒井被告の契約を解除し、解雇したことを発表した。
相澤正久社長(60)は会見で「本日付けをもって、酒井法子との契約を解除することにいたしました。23年という長い年月をともに頑張って参りましたが、酒井法子が起こした反社会的行為は決して許されることではなく、断腸の思いで解雇という決断を下しました。関係者の皆様、ファンの皆様には心よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
酒井被告の逮捕を受けて9日に会見した相澤社長は「起訴されれば解雇も」と明言していた。また、以前のサンケイスポーツの取材に事務所幹部は「(不起訴でも)芸能活動は許されない」と語っており、起訴と同時に酒井被告の芸能界引退は避けられそうにない。
酒井被告に関しては、すでにレコード会社のビクターエンタテインメントが、9月16日に発売予定だったベストアルバム「酒井法子ゴールデン☆ベスト」の発売中止を決定。頭痛薬販売会社のテレビCMが解除されるなど、サンミュージックは大きなダメージを負った。同事務所では役員幹部らによる「危機管理委員会」を設置し、タレント管理のあり方などをめぐり話し合いを進め、再発防止に努めている。
以下会見内容。
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