この『リストランテ・スカレッタ』さんを表現すうると、まさに真っ白。
お店は渋谷の青山学院大学の裏手。歩いて10分ほどの場所にあります。
ビル街の1階に高級な造りの建物がこちらのお店です。
静岡の三島より毎日お魚を仕入れているこだわりの料理と、白で統一された店内は落ち着いた空間です。
ちなみに「スカレッタ」とは「はしご」の意味で、シェフがイタリアのミラノで修行時代「スカレッタ」というお店で働いていたことに由来するそうです。
こちらのお店は10年ほど静岡・三島でお店を開いていたとのことでお魚料理で有名なお店です。
21時30分までは、コースメニューしかないのも特徴かと。
前菜には目を見張るものがあります。
一番のおすすめは、「軽くスモークしたマグロとスカモルツァチーズのソテー」です。
スカルモツァチーズとは、モッツアレラチーズをスモークしたチーズです。
マグロをまるごとスモークして、スカルモツァチーズをソテーしたこの料理は、絶品。
まぐろはスモークされると水分がほどよく抜け、まるで牛ヒレ肉のような食感に。
さらにチーズのコクが加わって、これぞイタリア料理の真髄を見ました。
正直これだけを食べにでもまた行きたいです。
パスタで感動したのは、『からすみと駿河湾産生やりいかで和えた冷製フェデリーニ』
こちらは冷製パスタです。今回はやりいかではなく、シラスのほうが新鮮ですよというアドバイスをいただいたので、シラスです。
フェデリーニということなので、1.4mmのパスタですが、からすみ特有の辛味がピリっと効いていて爽やかなパスタです。
それにしても今まで食べた冷製パスタは、トマトベースかクリームベースかですが、このパスタはどちらにも属さない新しい風味です。
冷製パスタ好きにはたまりません。
●サービス
サービスは丁寧です。
たぶん奥様だと思いますが、僕がパスタの仕入れをしているので、とお話したら、いろいろと親切に教えていただきました。
お店で使っているパスタや、お料理の説明などを聞きながら楽しい時間を過ごせました。
あっという間に時間が過ぎていくのは、心地良い空間にいるからなのでしょう。
それを自然と作りだしている感じがします。
●内装
何度もですが、店内は白で統一されています。真っ白です。
入口にはバーカウンターもあり、ラストオーダーが0:00なので、21:30以降はワインに1品料理だけでもOKとのことです。
お店の奥の壁には店名の由来にもなっている「はしご」がかかっていて、統一された絵が掛かっているだけ。
聞いたところによるとその絵は奥様のお父様が書いたとの事。その絵もハシゴがモチーフになっていますが。
ちょっと席間が狭いのが気になりますが、店内に入った途端に圧倒される白の世界は、別の空間に迷い込んだ気がします。
●コストパフォーマンス
コストパフォーマンスは高い方に分類されると思います。
コースは2つで、前菜1、パスタ1、メイン1、ドルチェ・カフェで6500円。サービス料・席料なしですので。
シェフおすすめコースは8500円ということですので。
ただ‥これを頼むと+500円っていうのがちらほらあって、食べたいのが結構当てはまるってのは、どんなに元が安くても心情的に厳しいものがあります。
それなら最初から7000円のほうがよっぽどコストパフォーマンスは高く感じられます。
●総合
総合点は高いです。特に前菜の「まぐろのスモーク」は是非また食べに来たいお料理の一品です。
パスタもメイン(お魚)もさすがの一言で美味しい。
店内も落ち着いた感じでゆっくり過ごせるお店です。
ちなみに、パスタは冷製パスタは「ディチェコ」を、温製パスタは「タンマ」を使っているとのことです。
でもロングパスタは冷製も温製も1品ずつしかないとのことなので、あまり食べる機会がありませんが。
ショートパスタはすべて自家製(手打ち)とのことです。
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【最後に‥】
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最後になりましたが今回のご訪問ありがとうございました。
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