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自殺者、既に2万人弱 7月も最悪ペース続く

 今年1〜7月に自殺した人は1万9859人に上り、昨年の同期間より899人も多いことが28日、警察庁が公表している月ごとの暫定値で分かった。自殺者は統計を取り始めた1978年以後、2003年の年間3万4427人が最多だったが、同年に匹敵する最悪のペースで増えている。

 警察庁は月別暫定値まとめでは自殺原因を公表していないが、昨秋からの不況が自殺者増加の背景にあるとみられている。7月は完全失業率(季節調整値)が5・7%と過去最悪になるなど、状況が好転する兆しは見えていない。

 暫定値では、7月の自殺者は昨年同月の確定値より101人多い2753人。1〜7月の自殺者のうち男性が1万4203人、女性は5656人だった。

 1〜7月の自殺者数を昨年の同期比でみると、増加が目立つのは埼玉県(148人増)、東京都(122人増)、千葉県(89人増)、沖縄県(79人増)、山口県(68人増)。一方、減ったのは北海道(36人減)、鳥取県(32人減)、長野県(31人減)、宮城県(30人減)など。

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