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【政治】

民主人事構想、小沢代表代行が続投 

2009年8月26日 09時08分

 民主党の鳩山由紀夫代表は衆院選での勝利をにらみ、鳩山政権の人事構想に着手した。最大の焦点となる小沢一郎代表代行の処遇については、引き続き代表代行として国政選挙の陣頭指揮を任せる意向を固めた。来夏の参院選に向け、早期に党の態勢を整える狙いがある。

 小沢氏は代表を退いた今年5月以降、選挙担当の代表代行として衆院選の公認決定や活動方針を取り仕切ってきた。党の「次の内閣」では「副総理」に位置付けられている。

 ただ、小沢氏が実際に入閣した場合は、国会に出席する義務が生じる。衆院選後には西松建設の献金事件で起訴された公設秘書の初公判が開かれる見通しで、野党から国会の場で小沢氏が直接追及されることは間違いなく、国会運営の支障になりかねない。

 このため、鳩山氏は小沢氏を閣僚には起用せず、党務に専念させ、来夏の参院選に向けて引き続き手腕を発揮してもらう考えに傾いた。

 これまで小沢氏の処遇については「民主党の団結力を維持するために、これからも枢要なポジションで頑張ってもらいたい」と述べていた。

 菅直人代表代行は内閣の重要ポストに、岡田克也幹事長は続投か主要閣僚に起用するとみられる。

 このほか、政府の重要ポストに藤井裕久最高顧問、年金関連の閣僚に長妻昭政調会長代理の起用が確実視されている。

(中日新聞・東京新聞)

 

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