2009年 8月 27日
チボリ跡地利用 ヨーカ堂が開発
倉敷チボリ公園の跡地利用に進展です。跡地の開発事業者に大手スーパーのイトーヨーカ堂が決まりました。アウトレットモールを併設した複合商業施設として再来年生まれ変わります。土地を所有するクラボウが27日、発表したものです。開発されるのはイトーヨーカ堂では初めてとなるアウトレットモールを併設した複合商業施設で、延べ床面積は約5万5000平方メートル。敷地内に1760台分の駐車場を備え、再来年冬の開業を目指すということです。クラボウは事業の集客力や地域活性化を踏まえ、協議していた3社の中からイトーヨーカ堂を選んだということです。また案では倉敷用水沿いに幅22メートルの緑道を設けることや市民公園用のスペースを市側へ売却することも盛り込まれていて倉敷市の要望をほぼ満たした形になっています。跡地は、来年2月にクラボウに返還されることになっていて、今後はイトーヨーカ堂と倉敷市との間で具体的なプランについて協議を進めることになります。

香川県で新型インフル流行拡大
香川県は新型インフルエンザの患者数の最新状況をまとめました。前の週より患者数が増え、さらに流行が広がっています。今月17日から23日までに、香川県内47の医療機関で新型インフルエンザと診断された人は前の週より6人多い91人となりました。1医療機関あたりでは1.94人と流行の基準となる1人を大きく上回っていてさらに流行が拡大しています。一方、岡山県の1医療機関あたりの患者数は0.92人で、流行の兆しをみせています。香川県では学校再開後は更に患者数が増えると予想していて、県民に手洗い、うがいなどを呼びかけるほか、持病がある人は、早めに受診してほしいとしています。

被災者に教科書の無料配布始まる
今月9日に発生した美作市の豪雨災害で学用品が水に浸かった子供たちに教科書の無料配布が始まりました。美作市の豪雨災害では浸水のため江見地区など5つの小中学校に通う児童と生徒11人の学用品が水につかりました。このうち作東中学校2年の小林源太さんの住宅では床上50センチ近くまで浸水し、1階の部屋に置いていた学用品が被害を受けました。27日、作東中学校の校長らが小林さんの自宅を訪れ教科書を手渡しました。美作市教育委員会では今後、被災の程度によってノートなどの教科書以外の学用品の支給も検討するとしています。

おかやま観光キャラバン隊 出発式
秋の観光シーズンに多くの観光客を岡山県に呼び込もうと観光キャラバン隊の出発式が27日、岡山県庁で行われました。これは岡山県と観光連盟が初めて企画したもので、大幅割引されている高速道路を利用してマイカーで岡山県を訪れてもらおうというものです。出発式では桃太郎の登場人物に扮したキャラバン隊が岡山の食や自然の素晴らしさをPRすることを宣誓しました。昨年、岡山県を訪れた観光客は約2500万人で、そのうちの25%が関西からということです。キャラバン隊は11月末まで西日本の旅行会社や行政機関を回って岡山県の観光PRを行うということです。