亀田節で挑発する。先制口撃で、興毅が内藤を揺さぶった。この日、都内の亀田ジムで練習を公開した興毅は、ミット打ちなどで強烈なパンチを繰り出し、好調をアピール。9月5日に控えるウンベルト・プール(34)=メキシコ=とのノンタイトル戦は眼中になし。標的は、11月にも挑戦が実現する内藤に絞られていた。
「(内藤を)オレの試合に招待するわ。じっくり研究しなさい。特等席を用意して待ってるで!」
25日に亀田ジムと宮田ジムが連名で、興毅が内藤に挑戦することで合意したことを公表した。昨年7月、内藤の3度目の防衛戦を会場で観戦し、リングに上がり対戦を直接要求するなど、ライバルの特徴は目に焼き付けた。今回は、逆に内藤を呼び出す余裕をみせた。
内藤に敗れた次男・大毅(20)=亀田=は30日に大阪でノンタイトル10回戦(53.0キロ契約)を行い、10月6日にはWBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット(33)=タイ=に挑戦する。「オレと大毅で王座統一戦? それは世界一の兄弟げんかになるから、やめとくわ」。亀田家の天下統一に向け、兄弟でボルテージを上げていく。(江坂勇始)