公開スパーリングで豪快なパンチを披露したアベンダーニョ=東京・北区のフラッシュ赤羽ジム
「WBA世界Sウエルター級暫定王座決定戦12回戦」(30日、大阪府立体育会館第1競技場)
暫定王座決定戦に臨むマルコ・アベンダーニョ(36)=ベネズエラ=が26日、東京・北区のフラッシュ赤羽ジムで公開スパーリングを行い、ベルト奪取に絶対の自信を見せた。昨年9月に石田順裕(34)=金沢=と対戦し、1-2の判定で敗れたが「あの試合は私の勝ち」とアピールし「今回も私の負けはないと確信している」と力強く言い切った。
母国ベネズエラで96ラウンドのスパーリングを消化し、この日は東洋太平洋Sミドル級王者・清田祐三(F赤羽)を相手に2ラウンドを行った。石田との試合のビデオを何度も見て研究したというアベンダーニョは「彼のスタイルは変わらないだろう。だから私は負けない」と強気の姿勢を貫いた。
この日の練習後の体重はリミットの69・8キロで、減量の不安はない。27日に決戦の地である大阪入りし、最終調整に入る。「今回はWBAが指名したジャッジが来るので、前回のような採点にはならないだろう。判定に関しては全く心配していない。私の勝ちは間違いない」と初戦の判定を皮肉り、不敵な笑みを浮かべた。