現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. その他・話題
  5. 記事

「天下り」あっせん、3年で計1901件 国交省が4割

2009年4月24日21時8分

 総務省は24日、06〜08年に中央省庁が天下り先をあっせんした件数の調査結果を公表した。2回目のあっせんも含めると3年間で計1901件。国土交通省が最多の779件で4割を占めた。

 今回の調査は、地方の出先機関も含めて本省の課長・企画官級以上の幹部職員に対するあっせんが対象。今月22日までに各省庁が確認した状況をまとめた。

 1回目のあっせんは1872件で、1度あっせんを受けた元職員に対する2回目のあっせんは29件。年別では、06年630件、07年638件、08年633件と大きな変動はない。調査手法は異なるが、07年4月に公表された04〜06年の3年間の再就職あっせんは計1968件で、傾向は変わっていない。

 省庁別では、国交省に次いで、経済産業省232件、農林水産省の200件、財務省の194件、総務省の122件が多い。国交省の件数には海上保安庁の159件や気象庁の18件なども含まれる。

 国家公務員の天下り先のあっせんは、昨年末に設置された「官民人材交流センター」に一元化され、各省別あっせんは今年限りで廃止される。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内