武蔵引退!花道にワールドGP出場直訴
緊急会見で今年限りでの引退を発表した武蔵
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K―1の日本人エース武蔵(36=正道会館)が26日、都内で緊急会見を開き、今年限りでの引退を発表した。14年にわたって外国人相手に戦い続けたためケガが多くなり、7月末に引退を決意。花道として今年のワールドGP(開幕戦9月26日、韓国ソウル)への推薦枠での出場を直訴した。3つの推薦枠は、現在実施されているファン投票を参考に、来週にも決定。選出されなかった場合はこのまま引退する覚悟という。
武蔵は黒いスーツに身を包み、口を真一文字に結んで会見場に姿を見せた。立ったまま「私、武蔵は引退を決めましたことをご報告します」と発表。席に座ると「口べただから」と紙に書かれた文章を読み上げた。
「デビューしてから14年がたち、80戦以上も戦ってきた。プロとしてケジメをつけなければいけないと7月末には決意しました。K―1で80戦以上も戦ってこられたことを誇りに思う」
14年もヘビー級で外国人を相手に戦い続け、体力的には厳しくなっていた。昨年はひざのケガに加えて左股関節を痛め、強行出場した大みそかのDynamite!!のゲガール・ムサシ戦では左鎖骨を脱臼。それでも今年に入ってからトレーニングを積み、山本“KID”徳郁のジムにも出稽古した。すべては最後にワールドGPに挑戦するため。だからこそ引退発表の席で、昨年16強で出場権のないワールドGPへの主催者推薦枠での出場を直訴した。
「体力的な衰えは全くない。コンディションも整えケガもしっかり治し、ベストな状態をつくってきた。今の自分なら、ワールドGPで日本人がいまだ成し遂げていない優勝という夢をかなえることができると信じている」。
推薦枠は3つ。谷川貞治イベントプロデューサー(EP)は「武蔵の功績を考えたら凄いし、最後のチャンスというのも分かるが、ファン投票なども見てみないと」と明言を避けた。28日が締め切りのファン投票で、現在武蔵は10位前後。推薦枠に入らなければ「信念は曲げない」とこのまま引退する覚悟を口にした。日本のK―1を引っ張ってきた男に、最後の舞台は用意されるのか。
◆武蔵(むさし)本名森昭生(もり・あきお)。1972年(昭47)10月17日、堺市生まれの36歳。正道会館所属。95年のK―1デビューでKO勝利。「武蔵流」と呼ばれる、相手の攻撃をかわして放つカウンター攻撃やフェイントキックで勝ち星を重ね、99年に佐竹を判定で破って日本人トップに。日本GPは99、00、02、03年と4度優勝し、01年に準優勝。ワールドGPでは03、04年準優勝で05年に3位。通算84戦49勝(17KO)29敗5分け1無効試合。1メートル85、103・1キロ。
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