タレントの小倉優子（２５、写真右）が神妙な顔で「困りんこです」とつぶやいた−。前所属事務所、アバンギャルド（現・市エステートコーポレーション）社長、牧野昌哉容疑者（４２）が法人税法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された事件。２６日放送の「おもいッきりＤＯＮ！」（日本テレビ系）に出演した小倉の口から思わず本音が飛び出した。

　番組でコメントを求められると、「よく分からないけど、逮捕という言葉は本当にショックです。困りんこです」と　得意の“ゆうこりん語”を駆使しながらも浮かない様子。

　「給料制で、お金が無い無いって言ってた社長なので、びっくりしました」

　事務所は、３億４５００万円を脱税した疑いが持たれているが、その手口について関係者が明かす。

　「所属タレントが実態のない別の芸能事務所に移籍したようにみせかけて、移籍料などの経費をを計上していたようだ」

　牧野容疑者は、この点を国税当局に指摘されると、「１事務所につき１人という枠の規定があるオーディションに自社の複数のタレントを出すためだった」などと釈明していたという。

　しかし、実態はアバンギャルドの所属として活動しているタレントがほとんど。かつてアバンギャルド所属だった小倉や眞鍋かをり（２８、同左）らが、「不安を感じて同業者や弁護士らに相談を持ちかけていた」という芸能関係者の証言もある。

　牧野容疑者の素顔を知る人物がこう語る。

　「仕事に厳しく、スタッフは遅くなっても会社にいったん引き揚げさせ、終電近くまで働かせていた。ギャラの交渉では強気で、高い金額を要求する。芸能プロの社長としては敏腕なのだろうが、脱税した金はどこに消えていたのか…」