就労目的で国際結婚を偽装したとして、愛知県警国際捜査課と中署は26日、名古屋市中区、フィリピンパブ従業員、ミズノ・マリテス・クルズ容疑者(42)らフィリピン人の女2人と日本人の男2人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕した。
他に逮捕されたのは岐阜県中津川市、元同店従業員、セガワ・ジョイ・ボランテス(26)▽大阪市淀川区、派遣社員、瀬川渉(31)▽名古屋市中区、無職、星山光(61)--の3容疑者。
容疑は共謀して08年5月15日ごろ、瀬川、セガワ両容疑者が結婚したように装う虚偽の婚姻届を愛知県江南市役所に提出したとしている。県警によると、女2人は「本当の結婚です」などと否認しているという。
県警国際捜査課によると、ミズノ容疑者が星山容疑者にパブのフィリピン人従業員と偽装結婚する日本人男性を探すよう依頼し、瀬川容疑者を紹介されたという。星山容疑者は調べに「4~5人紹介した」と供述しており、県警は他にも国際結婚を偽装したとみて裏付けを急ぐ。【福島祥】
毎日新聞 2009年8月27日 1時48分