2009年8月27日13時6分
舛添厚生労働相は27日の会見で、新型の豚インフルエンザ用のワクチン輸入にあたり、「最低限必要な安全性のテストはやる」と話した。25日の会見では国内での臨床試験(治験)を省略する可能性を示唆したが、専門家から国産と作り方が違うワクチンの輸入については安全性、有効性を確認する必要があると指摘されていた。
舛添氏は「(国内の安全確認の手続きを簡略化する)特例承認の枠組みを使わないわけではない。迅速性、安全性の両方を兼ね備える方法が何か、あらゆる可能性を検討している」としている。
新型インフル用の国産ワクチンは季節性インフル用と作り方が同じで、副作用や対処法がある程度予想できるため、まず承認をし、慎重に監視して接種を進め、安全性のデータを蓄積することを視野に検討している。