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「鳩山代表にも理解を」 アニメの殿堂で里中さんら会見

8月26日19時54分配信 産経新聞

 「民主党の鳩山(由起夫)代表も、基本計画の中身を知ったら、理解していただけると信じている」。漫画家の里中満智子さんら国立メディア芸術総合センター(仮称)の設立準備委員会のメンバーが26日、文部科学省で会見し、民主党が政権獲得後の事業凍結を表明している同センターの設立実現を訴えた。

 同センターの準備委は7月上旬から6回の会合を経て同日、基本計画を文化庁の玉井日出夫長官に提出した。同センターは今年度補正予算で117億円が計上されたが、鳩山代表らは「アニメの殿堂」などと揶揄(やゆ)し、「無駄遣い」の象徴として批判している。

 会見で里中さんは「日本の文化予算はめまいがするほど少ない。誇れるメディア芸術の発信・人材育成の拠点を作らなければ、100年後に後悔する」と長期的視点から必要性を強調。東京都現代美術館の森山朋絵学芸員は「庶民の浮世絵が本当の芸術として成立する瞬間があったように、メディア芸術の拠点の実現は、歴史的瞬間に立ち会うことになる」と述べた。

 基本計画では、センターはメディアアートやアニメ、漫画、映画など先端技術を用いた総合的な芸術を対象にし、保存・発信・人材育成などの拠点となる。

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最終更新:8月26日21時1分

産経新聞

 

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