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【姫乱心ドキュメント】美容院、いや捜索願だ…血判も一夜で水に (1/2ページ)
このニュースのトピックス:国会
新党「改革クラブ」(渡辺秀央代表)へ参加をドタキャンし、一転、民主党に残留することになった姫井由美子参院議員。新党側は「民主党による圧力を強く批判する」(改革クラブ声明)と反発するが、民主党が菅直人代表代行らの説得で巻き返した形だ。「姫、変心、乱心」の24時間ドキュメント。さすがの永田町関係者もあいた口がふさがらない!?
29日午後3時、国会近くの憲政記念館での「改革クラブ」の結党記者会見に出た記者団は首をひねった。話題の中心だった姫井氏が姿を見せず、財務・党紀委員長、女性局長の肩書が記された姫井氏の席は最後まで空席だった。
渡辺氏は記者団に、意外な説明を始めた。
「姫井さんは(会見のため)美容院の方をホテルに呼んでいたが、お見えにならなかった。どうなっているのか。私たちは一昨日とさきおとといに署名し捺印(なついん)した。血判と同じだ。信頼は揺らいでいない」
だが、そのころすでに姫井氏は民主党の説得に応じていたのだ。
渡辺氏や姫井氏ら新党メンバーは28日夜、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで食事をしながら会見の打ち合わせを続けた。29日午前零時ごろに会合を終え、姫井氏はタクシーでホテルを後にした。これが新党側が姫井氏と接触した最後だった。29日朝から連絡が取れなくなったのだ。
午前10時、姫井氏は地元岡山の秘書に電話した。
「菅さんから『(結党の)会見に出るな』といわれて困ってるのよ」
秘書はあわてて東京の渡辺氏らに連絡。渡辺氏らが姫井氏の携帯電話を鳴らしても連絡が取れなかった。
「今まで、携帯したら一発で返ってきたのに…」
渡辺氏らは悪い予感を抱いたまま、結党会見に臨み、その後、警察に姫井氏の捜索願まで出した。
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