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【民主から新党結成(1)】小沢氏出馬に「ぶつけてきたな」 (1/2ページ)
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民主党の小沢一郎代表が28日、9月の党代表選に出馬を表明したが、これにぶつけるかのように、民主党の渡辺秀央元郵政相らが同党に離党届を提出し、新党「改革クラブ」を結成した。太田誠一農水相の事務所費問題を追い風に臨時国会で福田政権へ攻勢をかける構えだった小沢執行部は、出ばなをくじかれた形だ。民主党内には、「自民党が新党を作らせたのだろう」(幹部)との見方が広まっている。福田康夫首相は28日夕、首相官邸で記者団に対し、新党について「わたしどもの政策や考え方と同じ方向であるならば、協力していくことはできる」と期待感を示した。
「わざとぶつけてきたんだな」。渡辺氏らの離党、新党結成のニュースを聞いた民主党のベテラン議員は苦虫をかみつぶしたような表情でいった。
3人の離党通告は28日朝だった。もともと民主党はこの日午後の幹部会で、小沢氏が菅直人代表代行、輿石東参院議員会長、鳩山由紀夫幹事長らに代表選出馬の意思を伝える手はずとなっていた。
小沢氏は予定通り、出馬の意向を示し、菅氏らに推薦人のとりまとめを要請。小沢氏の発言に出席者からは拍手が起こり、出馬を断念した野田佳彦広報委員長や、対抗馬の擁立を模索した前原誠司副代表の各グループからも推薦人を募ることになった。
だが、小沢氏を中心に党の結束を誇示する場となるはずだった幹部会は、渡辺氏らの離党届で、ダメージ・コントロール(危機管理)にかなりの時間を割くはめに陥った。
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