YouTubeがパートナープログラム拡大 - 人気作品に「売上共有」オプション
2009/08/26
米YouTubeは8月25日(現地時間)、広告売上を動画投稿者に分配するプログラム「YouTube Partnership Program (YPP)」の拡大を明らかにした。プログラムパートナーメンバーでなくても、1本の人気作品から収益を上げられる。
YPPは、YouTubeコミュニティで人気の高い投稿者の作品に対して広告を販売し、その売上を投稿者とシェアするパートナーシップ・プログラムだ。2007年12月に正式サービスとなった。これまでは「YouTubeにオリジナルコンテンツを定期的にアップロードし、幅広いオーディエンスを集めている」がパートナーメンバーとなる条件だったため、常に投稿できないメンバーはYPPに参加できなかった。新しいプログラムでは、YouTubeが各ビデオの再生数やバイラル効果、YouTubeのサービス規約への適合性などを分析し、基準を満たした作品に「Enable Revenue Sharing」を表示する。YPPのメンバーシップに申請することなく、YPPに参加できる。
YPPの拡大によって、より多くのメンバーが投稿作品から収入を得られるようになる。一方で製品マネージャーのShenaz Zack氏は、YPPのパートナーメンバーにはチャンネル規模で収益を上げられるチャンスや、チャンネル機能の相乗効果などのメリットがあると指摘する。売上シェアの対象となれるようなクリエーターであれば、YPPのメンバーシップに申し込むことを強く勧めている。
なお現時点でビデオ単位のYPP提供は米国のみ。他の地域への拡大の意思が示されているものの具体的なスケジュールは不明だ。
関連サイト
ヘッドライン
- 米国ティーンはTwitterに抵抗感? では、成長を支える世代って…… - NYT[08:00 8/27]ネットの今
- 【コラム】シリコンバレー101 第332回 Snow Leopardの64bit対応はインチキなのか - "移行"について考える[19:36 8/26]ネットの今
- 【レポート】天野喜孝が「やる夫」を描いた! ニコニコ生放送で披露された究極の"才能の無駄遣い"[15:06 8/26]ネットの今
- YouTubeがパートナープログラム拡大 - 人気作品に「売上共有」オプション[09:56 8/26]Webサービス
- 【連載】セカイ系ウェブツール考 第84回 Wikipediaを巡る便利なアレコレ[08:00 8/26]Webサービス
- Wikipedia、人物関連記事の変更反映は承認制に - 数週間内にも実施へ[18:07 8/25]ネットの今
- 【レポート】テクノロジでファンの心をつかむ - 今どきの大リーグ球場[09:00 8/25]ネットの今
- Google検索、"年月日"指定の絞り込みをサポート[23:49 8/24]Webサービス
- mixi版ソーシャルアプリ『mixiアプリ』開始、130超を提供 - ミクシィ[23:36 8/24]Webサービス
- ブロードバンドを定義する - 米FCCがパブリックコメント募集の背景とは?[08:00 8/24]ネットの今