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【群馬】JR夏期間の乗客 過去10年で最大減 高速道路料金割引や天候不順で9.7%減2009年8月23日 自動料金収受システム(ETC)による高速道路料金の割引により、特需が生じた観光地がある一方、打撃を受けたとされるのが公共交通機関。JR東日本高崎支社がまとめた夏期間(七月十七日〜八月十八日)の管内輸送概況でも、乗客は三百二十二万二千人(前年同期比9・7%減)と過去十年間で最大の減少率を記録した。 乗客数を路線別にみると、上越新幹線(高崎−大宮駅間)が百九十八万九千人(9・9%減)、長野新幹線(同)が百十四万人(8・9%減)。在来線の上越線(高崎−渋川駅間)も九万三千人(15・2%減)と大幅に落ち込んだ。 お盆期間(八月七〜十八日)に限っても、全体の乗客は百三十万三千人(7・4%減)と過去十年間で最大の減少率となった。 観光地別では、尾瀬方面に向かう沼田駅など四駅で約五万六千人(4・5%減)。草津温泉方面に向かう長野原草津口など二駅では約二万九千人(13・9%減)と過去五年間で最大の減少率だった。 同支社は乗客減について「ETC割引が響いた。また、昨年の夏に比べて、この夏は天候が不順で、景気が低迷している現状も影響したのでは」と話している。 (菅原洋)
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