広島市消防局は、住宅用の火災警報器を地域で共同購入した高齢者や障害者を対象に、取り付けを無料で代行するサービスを始めた。市内アンケートでは普及率3割強だった警報器を広める。
サービスは、65歳以上または身体障害者しか暮らしていない世帯が対象。警報器は1台5千円前後で市販されているが、地域単位の普及を促すため、自主防災会や町内会を通じた共同購入者を条件とする。申し込みは来年1月ごろまで受け付ける予定。
2006年6月の消防法改正ですべての住宅に警報器の設置が義務づけられた。設置場所や期限の決定は自治体に委ねられ、広島市は寝室や階段に、2011年5月末までに取り付けることとした。予防課=電話082(546)3476。
|