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巨人の急造一塁手

2009年08月25日10時00分 / 提供:ゲンダイネット

ゲンダイネット

●亀井がタイムリーエラー

「試合に出ている以上は言い訳はできない」

 巨人の亀井はこう言ってうなだれた。

 21日のヤクルト戦、2点ビハインドの七回2死二塁で飯原の一ゴロをトンネル。

 3点差に広げられると、豊田が田中に三塁打、吉本にはプロ初本塁打を浴びてこの回4失点。亀井は「大量失点になって申し訳なかった」と猛省したが、巨人は終盤に4点を返して追い上げた(6―9)だけに、手痛い失策となってしまった。

 恐れていたことだった。亀井は正一塁手の李スンヨプが不振のため、6月5日から一塁守備練習を開始。これまでは無難にこなしてきたが、わずか2カ月余りの経験では拙守も仕方あるまい。

 最近の巨人は捕手の阿部が4年ぶりに一塁で先発したり、腰痛で二軍調整中の外野の高橋由までファーストミットを持って二軍戦に出場。近々一軍合流予定となっている。「打撃重視」のために「一塁守備軽視」は首脳陣の構想なのだ。評論家の山崎裕之氏がこう警鐘を鳴らす。

「WBCも経験した亀井は外野なら鉄壁だが、内野は打者との距離感が違うから、この日のように強い当たりのゴロをトンネルすることも起こりうる。キャンプで練習をしていない守備位置で試合に出ることはやはりリスクが大きい。腰痛で二軍にいる李スンヨプの調子が万全なら何の問題もなかったが、亀井、阿部、高橋由などの打撃力を生かしたいために一塁にコンバートしても、一塁守備は簡単ではありません。バントシフトなどのサインプレーは複雑で、内野ゴロの送球を受ける際には、ショートバウンドの捕球技術も必要。終盤戦に向けて中日とのマッチレースが続いていく中で、大事な場面の内野のミスは致命傷になりかねません」

 亀井の野球センスはチーム一ともいわれるがこのザマだ。腰痛の高橋由が一塁を守ることになればさらに危険度が増す。原監督が推進する急造一塁手は、相手の弱点を執拗に突く落合竜にとっては格好の標的となる。

(日刊ゲンダイ2009年8月22日掲載)


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