分かっております(^-^) 投稿者:××××
投稿日:4月8日 04時56分


プロとして同情は却って辛いです(^-^)。
ただ、同情を求めるのとは全く違う意味で現状を知って欲しいとは切に思います。
これは構造問題でもあるのです。それは私達が他社作品を見る時も同じです。
製作予算も内情もスケジュールも知ったうえで見ていますが、
そこは厳しく一本の作品としての出来をプロ同志の仕事を見る目でちゃんと見ています(^-^)。
そこには同情はありません。そう言う意味では結果が全てですが、状況を理解しているからこそ、
その状況でなし得る上限がはっきり見えます。
その上限への到達度をみていろいろ感心したり、逆にもっとがんばれ〜。と激励を送ったりできるのです。

ちなみに春の新番アニメはほとんどが苛酷な状況で制作されています。
某サイレン◯は1話の納品がかなりヤバかったそうです。
画面を見ると悲痛な叫びが伝わって来ます。
ロー◯スも1話総動員体制かけてなんとかなったといいますし・・・。
それでもなんとかしようと頑張っているスタッフの慟哭はひしひしと伝わります。
そして我がロストも例外ではありませんが、打ち切りの危機に震えつつなんとかしようと全力を上げています。
ロストに関しては納品ががたついたら即打ち切り通告があっただけに背水の陣で望んでいます。
他社よりかなり不利ですね(T_T)。

時間がない状態では「手抜き」が正義に変ぼうします。手を抜いて感謝される異常な状態になってしまうのです。
とくに撮影、動画、仕上げは本来の半分ぐらいの丁寧さになってしまいます。
撮影は透過光や特殊効果を全部省略されてしまいます。物理的時間がないからです。
コマ打も手間のかかる1コマ打ちを全部二コマ打ちに省略されてしまいます。
美術も書き込み不足になります。総動員で手抜きの魔の手が伸びて来ます。

こんな状況で貴方が監督ならどのように闘いますか?

こうなった原因は「作品数が多すぎる」ことに尽きます。これは業界未曾有の事態です。
業界全体がパンクして悲鳴を上げています。
一週あたり70本〜80本というテレビアニメ制作本数は異常です。
前にも書きましたが一週34本が妥当な本数なのです。そして誰もこの根本的な問題に目を向けようとはしません。


そこなんですが 投稿者:××××
投稿日:4月11日 22時19分

表と裏の伝言板で全く言っていることが違うという誤解を招く恐れがありますので
裏伝言板はもっと全体的な問題としていろいろ論議していきたいと思います。やがては裏も公開します。

シナリオの質は重大な問題です。しかしライター側に言わせれば
これもまた時間がないというのが常です。一週間で一本書かなければならない
事態は作画に劣らず過酷です。いきおい「引き出し」のアレンジが主体になりますし、
現場ではそれがプロとして当然とされています。
ルーチンワークであり、作家性は考慮されません。まさに量産です。
もちろん潜在的には力があるはずですが、それを発揮する場は少ない。

しかしプロに言い訳は無用である以上、現状のアニメのシナリオ的な貧弱さは
非難されてしかるものがあります。
シナリオ志望の方、業界に来ませんか。プロとして熱く語り合いたいと思いますし、
また新しい力が最も必要とされています。

「なにがおもしろいかわからないものが量産されている」問題・・・・・。これは端的に言って商売と企画の問題です。
この部分に関しては自分の企画でない以上口を挟むことが出来ないと言う悲しい現状があります。
まさにトップダウンです。
スレイヤーズはそれでもかなり抵抗した部類だと思っていますが、業界内と世間の
認識を変えるには至りませんでした。

問題はさらに深いものがあります。次では業界内部告発的にもっと具体的な例を挙げて
問題提起していきたいと思います。

業界改革は・・・私はやるつもりです。少なくとも捨て石にはなるつもりです。
すでに闘争をはじめていますし上部にも言うことは言いはじめました。それゆえ私の次回作は多分ありません(笑)。
煙たい監督になりました(笑)。
作り手としての生命が絶たれてもかまいません。


熱くなって来たな〜(^-^) 投稿者:××××
投稿日:4月14日 01時44分

ロストの評価というのは大体沿想像どうりです。私の身近の業界内の評価とも一致していますので異議はありません。
問題はなぜ私たち・・・いえ、かなりの制作現場がその持てる力を発揮するに至らないかという点です。

個々の評価がアニメファンの間でどうこうというのは現場が制作をほぼまっとうに達成した後の正常時の論点で、
現在我々はオンエアが落ちるかどうかの瀬戸際で作業しています。非常事態です。
この段階で質を維持する為に出来ることは絶望的に少ないのです。
私の感覚では毎週未完成のごまかしフィルムを放映せざる得ない狂った現状を訴えたいのです。
今も横で韓国にノー作監で原画を出さなければ放映が落ちるところまで来ていると大騒ぎしています。
なぜこんな状態に陥ってしまったのかを告発しなければなりません。
そしてこんな絶望的な状態に陥っているのはロストだけではないのです。

★海外発注の質についてですが、これも時間が重要な要素です。
ぎりぎりのスケジュールで海外に作画・仕上げを発注すれば、それはやりっぱなしの
どうでもいいから上がればいい事態と同意義なのです。

この伝言板の趣旨は我がロストを含めた現在のアニメ全体の問題を告発し、
それに対する業界人や一般、そしてアクティブなアニメファンまでを含めた論議を展開させたいところにあります。
それにはまず現状を知ることです。某アニメ誌の対談記事はかなりフィルターがかかっています。
編集から直接聞いた話です。かなり大元は危険な話であったそうです。
真相はファンにも一般にも知らされていないのです。

上がればいい状態では監督や作画監督の出来る仕事は極端に少なくなります。
正直質に責任を持てませんがそれでも責任は監督陣にあります。なぜなら言い訳は無用だからです。

見るとやってみるとはおお違いというのは身も蓋もないですね。これは見る側を排除した見解です。
作り手側が伝家の宝刀としてこれを出したらおしまいです。
とはいえ、時々これを言いたくなるときがあるのもまた正直事実です。
貧すれば貪すとはこのことです。自戒せねばなりません。
業界人の方の発言をお待ちしています。

正直3話は放映が危機的状況です。志ある方、この現状の業界に飛び込む勇気のある方強く求めます。

この状況ですら視聴者から見れば「そんなことは関係ない」の一言で済んでしまうのです。それもまた真理です。
「そんなこと関係ない」論議は問題を曇らせ展開を停滞させます。
一種のシミュレーションとして、皆さんも私たちの一員として改善策を論議できたら嬉しく思います。


?さんへ(^-^) 投稿者:××××
投稿日:4月14日 13時04分

自己満足作品がちらほら見参されるのは同感です。この辺はまえまえから私達も事あるごとに指摘しています。
情けないことですが、少なくと私の作品の観点は鷺さんと全く同じで正直安心しています。
要は全体的に業界にへたくそ病が蔓延しつつあるのですね。
それをカバーするために目先のことに終止しているのです。
作画だけに異様に固執するとか、バランスを無視して凝ったシーンを作って自慢したがるとか。

シナリオ・演出もへたくそ病に侵されています。まあ、時間がない時は演出なんて不在同様ですが。
なんせトバシといってしらないところでカットを流されると言うだまし討ちに合いますから。
こんなことが蔓延するのはやはり制作もへたくそ病です。それもこれも時間がないという発狂状態がなせる技です。
そうです。今の業界は一種の発狂状態です。前からその片鱗はあったけど、今はどのパートも互いに疑心暗鬼です。

撮影は演出と敵対し、演出と作画はまたこれも互いに敵対関係にある。制作と演出も争いが絶えないしね。
スケジュールよりもチームワーク欠除と個別射撃&スタンドプレイの横行がレベル低下の原因かも知れないですね。
まあ、私の見知った範囲の話ですが、アニメ誌に書かれているようなすばらしいスタッフたちなんていうのは虚像です。
あんないいことばっかりあるわけがありません。


納得行くものを瓶に入れて流したい 投稿者:××××
投稿日:4月17日 07時41分
タイトルとは全然違う内容ですが・・・・
★スケジュール崩壊時に行われる「手抜き」という正義についての報告
監督や作監という我々のようなチェック機構が放映が落ちるかどうかの瀬戸際でいかに
無力かということの実例を列挙します。

◯トバシ
 チェックに必要な時間を短縮するために、事前に通告無くノーチェックで流してしまうことが最初。
 具体的には作監、総作監の存在を無視して、何も修正を加えないまま韓国など海外に原画を発注してしまう。
 上がって来た原画はすでにセルになって戻ってくるため手の加えようがない。
 この件に関しては監督にも何の報告もない。
極端な場合、台詞を喋っているキャラが男にもかかわらず女になってしまうこともある。
このようなミスも訂正のしようがない。

◯裏絵コンテの存在
 最も信じがたいことに監督の要望を全く無視した「簡略作画」用絵コンテが秘密裏に用意され、監督のあずかりしらない海外の作画でおどくろくほど改ざんされた内容のフィルムが上がってくる。
 で、これで何とかしろと要求される。これは過去に私も経験した。知った時は何もかも後の祭りである。

◯セル仕上げ未完成のままで返却される
 放映ぎりぎりの時に必死で撮影中にこれが発覚する。伝票上では完成カットになっているため発見が遅れる。
 もう不足分の動画を仕上げている時間がない。で、原画のセルだけを仕上げて、これをストロボと言う短いオーバーラップで撮影するしかない。結果なんだかわからない画面になる。これはロスト・ユニバースの3話でくらった。

◯動画チェックなしの海外動画
おおむね口ぱくがない。
これで撮出しと言う撮影入れ前のチェックをトバされると台詞しているのに口が動いていないという事態になる。
ロストでも大いにある。もちろんリテークしてる時間はない。

◯撮影の簡略化
リバースものという二重三重露光が必要な技法はオミットされる。
透過光がその代表だがこれは時に全く撮影されない。
半露出という後ろが透けて見えるような処理もオミットされ一発撮影できるジカ置きにされてしまう。
スライディングという撮影台のハンドルワークが要求される場合は何枚かのセルは外され省略される。
つまりあったものがなくなってしまう。

こんなことが正義となり、監督は拒否できなくなってしまう。なんと監督の地位の低いこと。
さて、今放映中のテレビは大部分がこうして諸々の素材をはしょられた未完成品です。
こんなもの評論の対象にもなにもなりません。作り手としては悔しくてどうにもなりません。

こんな事態では外的要因と内部的問題が複雑にからみ合い何もかもが混沌状態になってしまう。
原因が分からなくなってしまっているのです。スケジュール悪化の。
誰も怠けていないはずなのですが・・・。どこかの何かが機能していない・・・。


報告と私信 投稿者:××××
投稿日:4月19日 02時23分

ロスト・ユニバースに限りませんが、ダビングという音楽、
効果音、台詞をミックスする行程で・・・絵がなく真っ白なのです。
これがまかり通っています。
絵がないので、何秒めにこんな音が入ると言う記号を直接16ミリ
フィルムに手でマジックインキで書き込んで行きます。
これをマーキングと言います。
しかしこんなごまかし作業で伝えられる内容には限界があり、
完成した画面をみていると、演出通りの画面になって居ないのも
あいまって音が足りなかったり合わなかったりします。

3話はまさにスタッフにとっての地獄絵巻でした。
4話はついさっき韓国にトバされて手の施しようがない状態で
戻ってくることが判明しました。
これも私の知らないところで勝手にされた行為です。
物理的に時間かないのは絶対ですが背信行為は許せません。
さらに3話は撮影も各所に振り分けたため、撮影データが伝達されず
露出オーバーや露出不足の明らかに事故フィルムとなってしまいました。
もうなにもかも滅茶苦茶な状態です。

★裏コンテ
まさにやくざ会社のばかどもが勝手にやっている行為です。


★ストロボ
演出的効果に使用する場合もありますが、原画のみ仕上げという
動画がオミットされた手抜きをごまかす場合にも使われます。
3話ではバイクのシーンに使われました。
ちなみにバイクシーンは韓国ノー作監です。
設定とも違う謎のメカや勝手に改ざんされたキャラをそのまま
フィルムにされてしまいました。
これらは全てただ納品だけを守ることだけのための行為であり、
これらの行為を結果的に指令しているのは、発注側である◯◯◯。◯◯の
上部が指示しています。これをE&◯の方では至上命令だと解釈し
納品死守のためという正義の元に、現場無視で実行します。
恐ろしいことです。

ロストでレイルも言ってますが「金と時間」です。

即座さん・・・リッ●ルは8話の絵コンテも結局上げて来ませんでした。
今、私がそのカバーに入っています。
よって、その分9話のインが遅れます。まさにドミノ倒しです。

さて昨日私はイージーフィルムの社長と殴り合い寸前の言い合いを
しました。
結果は不毛ですが、私がわの現状認識は出来ました。
結局、作品の事などなにも考えて居ないのです。投げ捨てられています。ロストは・・・。
ロスト・ユニバーススタッフの孤立感はここに極まったようです。
即座さん、あまり落ち込まずにどうか復活して下さい。

必死の抵抗にで、少なくとも5話からは不完全ながらも作監は
日本側で入れられそうな気配です。7話からは完全に日本で
作監を入れきれるよう、多大な血を流して闘争中です。

しかし・・・4話はもう絶望となりました。
どんな状態になっているかのインフォメーションは全くありません。
また致命的なだまし討ちです。

★ベタほめ

これも積極的に楽しもうと言う一つの文化だとおもいます。
私はそれを揶揄するつもりはありません。
私達も人間ですからねぎらいの言葉は素直に嬉しく思いますが、
同時に土下座してお詫びしたい。

それでも作品の責任は監督、演出が負うのです。


全ての責任は私にあります 投稿者:△△△△△
投稿日:4月19日 02時56分

3話の作画が悪かった事については総作監である私に
責任があるでしょう。
できる限り頑張りましたがさすがに韓国に行ってしまって
こちらに戻ってこなければ絵の直しようがありません。
ハッキリ言ってロスト・ユニバースの作監システムは崩壊しています。
1〜3話は全て私が作監をしたようなものです。
各話の作監システムは全く機能しなくなって来ています。
4話、5話とも非常に不安です。4話は結局こちらで引き上げた80カット以外は
一度もみていません。結局トバされてしまいました。
もう後は上がったものを見てひっくりかえるしかありません。
何とか制作には直す時間を与えてくれないのかと言っていますが
まあ無理でしょう。
何も見られなくても責任は私にあるんです。
ただ6話は順調に作業が進んでいます。この話数は普通に作画出来るでしょう。
私も全カット見れそうです。


追加 投稿者:△△△△△
投稿日:4月19日 03時19分

とりあえず総作監で何も出来ない状況は辛いので、周りからは
反対されましたが9話と13話を作監することに決めました。
このスケジュールでは作監すら受けてくれる人が居ないのです。
私が作監をしてなんとかスケジュールとクオリティの底上げが
出来ればと思っています。
7話と8話の総作監もします。多分この時期は自分は死ぬでしょう。
しばらく書き込みもなくなるかもしれません。


光明 投稿者:××××
投稿日:4月19日 05時29分

それでも、すこしづつではありますが光明が見えつつあります。
もちろん現場的な対策の範囲ですが、初期の混乱状態を脱出しつつあるようにも
感じて来ました。
多分、海外に飛ばされてしまってどうしょうもなくなった4話を底として、徐々に
質も回復する兆しがあります。
これはロストのことですが。

業界全体としては・・・どうなんでしょうか。
とはいえ、20年前のテレビアニメは質的にもスケジュールのめちゃくちゃさにおいても
今日と同様なものがありました。若い方は知らないかもしれませんが。
当時の作画レベルは今にしてみれば噴飯ものですが、今20年前に退行することによって
ようやくなんとかなる質・スケジュールバランスライン。
人的&質的&時間的コスト的な「採算分岐点」が今実証されたのでしょう。

とすれば、今20年前にレベル退行することは見えざる神の手のなした
必然かもしれません。
問題は・・・レベル退行を必然とすることが正常か否かということです。
さて、実は作品レベル・・・特に作画レベルはファン、受取り手の方々との
相互作用で決定されています。
今の一般的な作品レベルは今にいたるファンの手で達せられたといってもいいでしょう。
生命現象がそうであるように、作り手と受け手は一体として作用しているはずなのです。


本当にもうだめかもしれない・・

監督がショックで寝込んでしまいました(T_T)
助監督の加藤さんも寝込んでしまいました(T_T)
私は、・・・・後ろを向いています(T_T)
もうすぐ重大な決心をしなければならないかもしれません。
とりあえず すべてを忘れて寝ます。でも・・・・・・寝られるだろうか・・・(T_T)
精神も身体も全て辛いです(T_T)
某作監なおりん at Apr 22 (Wed) 07:54


表でも書いたけど 投稿者:△△△△△
投稿日:4月22日 22時31分

4話は、できれば見ないで下さい。無責任な言い方ですがあれは、
わたしのキャラクターデザインしたものではありません。
5話も知らないところでもう手のほどこしようがない状態になっています。
もう最低の状態です。
今、重大な決心をするかどうかといってもその旨は、もう上部の方々には
伝えてあるのですが・・・・・
それが決定するかどうか 今もめている最中です。
実は、私達もまだ悩んでいます。このままやり続けるかどうなのか。
でも4話を見た瞬間 心が死んでしまいました。がんばろうっていう
気が萎えてしまったのも事実です。


皆さん ありがとう(T_T)

 ううううっ(T_T)ありがたいことです(T_T)
 とりあえず重大な決心は、反古になりました。リップルを切るという形で決着を
 みました。とりあえずは・・・・
 でも出来てしまったフィルムは、無くなりません(T_T)
 監督は、未だ傷心に打ちひしがれていて復活できないようです。
 もうしばらくしたらきっと復活してくれるでしょう。
 それまで皆さん待っていてやってください。
 なんにしろ4話は、必ずビデオのさいに手直しをしたいと思っています。
 どうか無力な私達を許して下さい(T_T)

某作監 at Apr 23 (Thu) 15:51 


みなさんありがとう

復活しました。決して落ち込んでいたわけではなく、各方面と
激しいバトルをやっておりました。

4話は私たちメインスタッフにとって全く不本意の結末を迎えてしまいました。
はっきり言って海外で捏造されたインチキフィルムを突きつけられたようなものです。
それを目の当たりにしたときのショックは多分一生忘れないでしょう。
オーケー、大丈夫と言う言葉とは裏腹に、見せ付けられたのは
キャラデサや設定はことごとく無視され、作画監督も不在で、でたらめな
崩れまくったキャラが原画のみで・・・動画が入ることなくパカパカと
しているどうしょうもない未完成フィルムです。
無責任な言い方かもしれませんが、私の預かり知らないところで
捏造されてしまったというのが事実です。
本来、監督チェック・総作画監督チェックが入るはずにもかかわらず
私たちの存在をなし崩し的に無視されてしまった結果です。

もちろん100の叱責は受けます。覚悟を決めています。
ただ、全く手を加えることが出来ないまま「どうにもならないクズフィルム」を
放映せざる得なくなってしまった現実は重く、局からも激しい叱責を受けました。それは監督として当然のことです。

ファンのみなさんには、本当に心からお詫びいたします。
まさか、アニメがロストの世界を汚してしまうとは・・・。
それを思うと悔し涙がこぼれます。
4話・・・そしてそれに続く5話はビデオ用に絶対に作り直すことを
制作側に強く要求しています。それ以外に私たちの誠意を示す方法が
ありません。

官僚的なある一部は私の更迭もありとしていますが、私は逃げません。
かならず質とスケジュールを立て直すべく奮闘する覚悟です。
たとえ失脚しても居座り続ける覚悟です。

そして今、当初から逃げ腰態勢だった制作会社の姿勢をも含め激しく自己批判しています。グロスでまるまる下請けに投げ出すやり方に
危惧こそいだいていましたが、まさかここまでになるとは誰も予想していませんでした。詐欺にあったようなものです。それでも逃げの姿勢が現状を
招いたことは間違いありません。大きな過ちでした。
状況と自らの力量を見極め再スタートを期するつもりです。
そして、現場と制作の信頼関係をももう一度立て直すしかありません。
ファンのみなさん・・・こころからお詫びいたします。
本当に申し訳ありません。
消え入りそうなファイトですが、みなさんの応援があればまだまだ
がんばれます。どうかお許し下さい。

××××マスター at Apr 24 (Fri) 04:51 


決意

絵コンテは、私自ら書きまくります。
なおりんさんも総作画監督という立場を放棄して
9話・13話の作画監督に立ちます。
すべての元凶だったリップ○フィルムという下請けインチキ会社は
切り捨てました。
助監督カトーは7話演出・8話半パート演出と今までの二倍以上の
仕事をこなさねばなりません。
もちろん私もです。
質的には6話以降の建て直しを目標に全力を上げています。
今は自ら抱え込み、自ら作り出すしか道はないのです。
人員は絶望的なまでに足りないのです。

どうか無力な私たちを支えてください。
お詫びとともに、心からお願いします。

××××マスター at Apr 24 (Fri) 05:10


お詫び

4話は作り直します。
その指令を出しました。最初から作り直します。
はなっから作り直さざる得ない事態も異常です。

本当に申し訳ありません。
しかし、いかに事故とはいえ、責任と現実はとても重く
認識しています。

××××マスター at Apr 24 (Fri) 20:10 


お詫びと感謝

皆さんの書き込みを襟を正して、正座して読んでおります。

ありがとう。そして、ほんとうに申し訳ありません。

返す返すも悔しいのは、自らの力が及ばなかった結果ではなく、
全く手出し出来ないところで「やられてしまった」結果だというところです。
助監督kは落涙しておりました。
アフレコ・ダビング補助の尽力が反古にされてしまったからです。

実は2話も4話と似たような仕打ちをされましたが
まだ監督以下総作監が手を加えてギリギリ踏み止まれましたが、
今回は直接海外に持っていかれてしまい、手の出しようがありませんでした。

これは2話を総掛かりで修復した際に、上部からはさらに納品スケジュールを
圧迫したかのように見えた・・・つまり私達が納品度外視で修復している
かのように見え、私達を通したらさらに納品が危ないという危惧を抱かれ、
ならば私達をとばせという方向に向かった結果です。
ここに相互信頼の欠除がありました。

ここに見えるのは疑心暗鬼と納品死守という切羽詰まった状態が生んだ
一種のヒステリー状態でした。

放映はやってよかったと思います。まるで死刑の宣告をされるおもいですが・・・。
もし、放映が落ちていたら作り直し、再スタートのチャンスは消滅していたはずです。
実はロスト・ユニバースはそう言う意味で放映前からサドンデスを突き付けられていたのです。

しかし放映されたという事実は途方もなく重く、怒りの電話や激しい叱責や罵倒の
メールにただただ首を垂れて謝るだけです。
幸い局側のプロデューサーは理解していただいているのです。執行猶予にほんとうに
こころから感謝します。
「堂々名前はオープニングから外さない。気持ちはスタッフといっしょ」と宣言した
局のプロデューサーには本当に頭が下がります。
しかし、次の段階でスポンサーサイドの糾弾がきっと来るでしょう。
今、何とか番組を救命し起死回生を計るのがが使命だと考えています。


××××マスター at Apr 25 (Sat) 03:33 


○さんへ


はじめまして。そして書き込みありがとうございます。
お言葉は重く受け止めております。

事実、視聴者の大部分の方は××××を知りません。
放映されたものが全てなのです。

さらに毎週毎週が勝負だと思っています。
私が非難している会社が制作したものは、まだ5話があります。
これもなし崩し的に海外に出ていることがすでに判明しています。
対応策として、5話は修復要員としてスタッフが一人韓国に行きました。
さらにファックスを使った作監修正作業のためなおりん氏が24時間体勢で
日本側の現場に張り付いています。
しかし締め切りまであと4日しかありません。
おそらくは修復しきらないでしょう。

リップ◯は2話、4話、5話、7話、8話を制作する予定でした。

しかし2話は作監すら立てられず、5話は演出も作監も不在です。4話に至っては原画マンすら用意されませんでした。
7話、8話においてはついに絵コンテも上がってはきませんでした。

7〜8話はすでに私の方に引き上げさせています。その分を負担するため
今までの仕事量のゆうに3倍をこなさなければなりません。
しばらくは不眠不休体勢でがんばります。

××××マスター at Apr 25 (Sat) 03:57 


はいお答えします

××××マスターとは私、△△△△本人です(^-^)。????さんは
●●●●さんです。

なんと5話はまだ原画が終わっていないことがさっき判明した。
リップルの虚偽の報告だった訳です。
どこまでもやってくれます。

猫南蛮亭マスター at Apr 25 (Sat) 09:59 


みなさんはじめまして(^-^)


4話事件をきっかけに初めて書き込んでくださった方が
たくさんいらっしゃってものすごく嬉しく思っています。
励ましのお言葉ありがとうございます。

襟を正して重くご意見を受け止めております。

本来、私たちは言い訳が許される立場にありません。
私は昔の人間・・・といってもまだ40。議員の世界なら赤ん坊です・・・ですので、沈黙をもって耐えるべきだと今でも時々思います。
ここで実はこうでしたと言い訳している自分にも憤りを感じます。
しかし沈黙はもはや許されないでしょう。
ファンにも知る権利があるからです。

下請けの是非はありますが、正常時ならば二重三重のチェックが
機能したはずでした。チェックを通じて下請けプロのスタッフとの意志疎通を
はかり、共通の作品観を育てられたはずでしたが、まさに
異常事態でした。
このように内部に改善すべき問題が多く見えています。
努力します。重い試練ですが、めちゃくちゃカッコ悪いですが・・・
全てを開示し、努力します。
スタッフの精神的打撃をカバーするにはそれしかありません。


××××マスター at Apr 25 (Sat) 22:41 


●さんはじめまして

あらためてはじめまして(^-^)。
お名前は覚えています。
そして、直接レスを返しきれないぐらい大勢のはじめて書き込んでくださった
みなさん、はじめまして(^-^)。

4話事件をきっかけに大勢の方々に出会えてすごく嬉しく思っています。
ネットを続けていて良かったと思います。

いっそう頑張ろうと心に誓っています。
状況は厳しいですが、自らの力がおよばず招いた結果の方が
まだ納得が行くからです。

私はまだ耐えられますが、????さんたちの受けた打撃を思うと
眠ることが出来ません。
また、音響スタッフにも会わす顔がありません。
月曜日に音響スタッフの皆さんに謝罪せねばなりません。

ちなみに修正前の作画内容はおおむねあのようなものです。
4話は特に最悪の部類に入りますが・・・。
中には優れたものもありますが、現状では大体あのレベルです。
それに徹夜で修正を加えて(おおむね作監期間は4〜5日程度)、
全カット直していくのです。

××××マスター at Apr 26 (Sun) 03:47


たいへん勉強になります

旧態もことしたアニメ業界にも
システム管理の概念がもう少しは導入されても良いのではと
切に思います。
現状は正直いってヤマカンとその場しのぎ的対処が一般的です。
あと嘘と放り投げ・・・。

契約書すらない業界ですから・・・。今は・・・・。

アニメーション制作業務・・・特に制作部は口伝、経験がメインで
システムとして確立したものがありません。やりかたはスタジオによって
ばらばらです。
むしろ掟を守るか否かという世界に近いのです。
閉鎖世界ですね。

そして掟を破る輩も闊歩しているのです。

××××マスター at Apr 26 (Sun) 04:50 


重ねてお詫びします

各方面からの罵倒は当然の社会的制裁として受け止めております。
一言もありません。
申し訳ありませんでした。実に取り返しのつかないことです。

本来なら発注側上層部からのアナウンスメントがあってしかるべきですが
なんらリアクションはありません。
制作サイドの全面責任なのです。

プロじゃないと言う非難は当然です。申し訳なく思っております。
しかし・・・建て直しの為の周辺状況に救済の道が全く見えないのが
辛すぎます。
納品は絶対に延びず、特番などの救済もありません。
ロストは特に準備期間がわずか二ヶ月半からのスタートであり、
インが遅れたことに対する救済処置も皆無でした。
それでもがんばらねばならないのです。

現在実質70本以上と言うテレビアニメの制作本数は異常です。
絶望的に人員が足りません。酷いスタッフの奪い合いが続いています。
我々も他番組に多くのスタッフを奪われたといえば語弊がありますが
実質奪われています。
みんな何タイトルも掛け持っており、1タイトルあたりの生産量は
5分の1にまで低下しています。このままでは
足腰の弱い制作会社から順番に脱落していくでしょう。
その当事者第一号になってしまったのは悔しくてなりません。
まるでダムの決壊を見る思いでした。
しかし、そんな内情は視聴者側にとっては全く関係ありません。
事実が全てです。

ただ今私とメインの面々は様々な形で社会的制裁を受けています。
もちろん異議はありません。良いとばかりは続かない・・・という先人の
言葉の通りです。
今は静かに審判の時を待っております。

ただ、これだけは知ってください。
私たちは4話を何とかしようと不眠不休態勢で待機していたのにも関わらず
知らないうちに、事前の報告無しで海外原動仕にされてしまったのです。

××××マスター at Apr 27 (Mon) 10:35


お詫びの続き

知らぬ間に海外出しという事態は私たちクリエーターと制作上部の
意志疎通の欠如と信頼関係の欠如が招いたものでした。
この点で管理能力不足と非難されても当然です。

納品至上主義が招いたヒステリー現象でした。

現場は頑張ります宣言をしていますが、同時に罪の審判を待っている
時でもあります。
断罪・処分という時には官僚機構は強固に機能するものです。
私たちも抵抗を続けますが・・・。

はっきり申し上げると私たちの遥か上層部は「納品さえすれば良い」という
思想のもとに動いていました。
それに抵抗している私たちを納品を妨げる疎ましく危険なセクションとして
見ていたようです。
残念でなりません。

××××マスター at Apr 27 (Mon) 10:57 


陳謝について

申し訳ありません。
実は私には公式の場で自ら陳謝する権利を認められておりません。
この個人ページで謝罪するのが限界です。
もちろん私は望んで自ら陳謝したいと願っています。
しかし、その公式な行動は、公式ゆえに組織上の許可が必要なのです。
ということをつい最近知りました。
私個人の限界を感じます。監督というのは実は非常に弱い立場なのです。
作品内容をを作る事以外のことでは何の指揮権も持ちません。
常に審判待ちの受け身に置かれています。

このページで実情を公開したことについても是非が問われています。
それは私の勇み足の部分も確かにあったと思います。
4話の件ではもうこれ以上コメントできません。

申し訳ありません。
悔しいですが私には巨大構造を振り向かせる力はありません。
私個人が糾弾されるには十分な出来事だった思います。
そして最大の願いはネット出来ない圧倒的マジョリティに対し
謝罪することです。
それは今はかないません。

もし番組の存続が許されるなら質の向上で誠意を示したいと思います。
それでも私を糾弾するという声があるのなら・・・もう私には為すすべが
見つかりません。

私は逃げているのでしょうか?
いえ、私はここに居ります。願わくば今後の糾弾は電子メールで
お願いいたします。

無理なこととは思いますが、少しづつ明るい話題に切り替えていければ
幸いです。
現在とても完璧とはいえませんが5話の修復を全力を上げて
やっております。
私が非難した某所についても、前向きに取り組んでくれる方も居ます。
この点でも私の非難は軽率だったところもあります。
6話はほぼ安定圏に確実に持ち込める目処が立ちました。

××××マスター at Apr 28 (Tue) 05:25 


表でも書いたけど 投稿者:●●●●●
投稿日:4月22日 22時31分

 4話は、できれば見ないで下さい。無責任な言い方ですがあれは、
 わたしのキャラクターデザインしたものではありません。
 5話も知らないところでもう手のほどこしようがない状態になっています。
 もう最低の状態です。
 今、重大な決心をするかどうかといってもその旨は、もう上部の方々には
 伝えてあるのですが・・・・・
 それが決定するかどうか 今もめている最中です。
 実は、私達もまだ悩んでいます。このままやり続けるかどうなのか。
 でも4話を見た瞬間 心が死んでしまいました。がんばろうっていう
 気が萎えてしまったのも事実です。


全体問題 投稿者:××××

投稿日:4月25日 22時21分

今回の件で私は業界内の知り合いに色々訴え、情報を交換しました。
恐ろしいことに状況は私たちが経験した事態と酷似しています。
似たかよったかの状態です。
遅かれ早かれ、どこかがまたこれを繰り返すでしょう。
某作品はついに総作画監督が入院したそうです。もうスタッフの命に関わって来ていますね。

建前として納品が絶対なのです。しかしこの前提条件が現実にそぐわなくなって来ています。
なんらかの救済策はないのでしょうか。実際問題スタッフの人命が奪われたら
もう私たちは仕事を続けることが出来ません。

・・・・私が国会議員に立候補し、この窮状を訴えようとしても多分当選しないでしょう。
アニメ業界全員の支持を受けたと仮定しても僅か1200票。・・・・絶望です。
テレビメディアは無視するだろうしね。
数年前のアニメ業界人デモの時も黙殺でしたから。

もろもろの事が頭を駆け巡り絶望感に襲われます。
業界内でもただ冷笑しているのみです。見事に内部統制が分断されています。
テレビ局別、代理店別の系列で業界内も分断され、他所が窮地に落ちるのを
虎視耽々と狙っていて、ただ冷笑しているだけなのです。
連携はほとんどありません。強いて言えば撮影・仕上げ海外便の情報交換ぐらいです。
職人レベル以上の連携はありません。
情報交換もなんと口コミがメインです。今この時代にです。

そして悪徳インチキスタジオがはびこります。情報が流れないからです。
酒席での人脈で下請けに仕事が流れていくのが常です。
そこに品質はあまり問われない。

ご存知でしたか? アニメ業界には契約書と言うものが存在しないのですよ!!