2009年8月26日15時1分
環境省は今年9月にも有識者や業界関係者らによるタイヤ規制の検討会を設置。海外での規制の実情を踏まえ、乗用車やバス、トラックごとの騒音の実態や市販タイヤの販売状況を調べて、規制を導入した場合の効果を精査する。
タイヤの材質や溝の形状は車の安全性に直結するため、安全性への影響も調べる。
日本の騒音の環境基準は、地域によってそれぞれ昼間は50〜70デシベル以下、夜間は40〜65デシベル以下と定められている。07年度は、全国平均では約88%の地域が昼夜ともに基準を達成しているものの、一般国道、都市高速道路沿いでは達成率は83〜84%と低めだ。東京都内なら、環状7号線や同8号線沿いなどで、昼夜ともに70デシベルを超えている地域も少なくない。
車の騒音源として問題となっていた改造マフラーについては、事前に認証を受けないと使えない規制が来年4月から始まることが決まっている。(桜井林太郎)