CMC(カルボキシメチルセルロース)とは
特徴
- もっとも一般的に流通しているセルロース系水溶性高分子のひとつです。
- 粘度(分子量)、エーテル化度(置換の度合い)で多くの品番があります。
- アニオン性であり、金属イオンや塩の混入に対して影響を受け易いです。
- 影響の受け方は粘度、エーテル化度で異なる。(エーテル化度が高いほど影響を受けにくい)
- 多価の金属イオン(Al3+など)と反応し均一なゲルを生成することができます。
- 水に速やかに溶解して、適正な粘度を付与します→増粘機能
- 分散性にすぐれ、微粒子の沈降を防ぎます→分散・安定機能
CMCの主なラインナップ
CMCダイセルの品番は、主に1%水溶液にした時の粘度と、CMCの構造の強さを表すエーテル化度とで区別されています。
極めて粘度が高いグレードから、低いものまで幅広いラインナップを取り揃えており、使用目的に合った品番をチョイスできます。
食品添加物・医薬部外品原料規格・飼料添加物・日本薬局方等の公的規格・基準に適合するグレードも用意しています。詳細はお問い合わせください。
品番 | 粘度 | エーテル化度 | 備考 |
---|---|---|---|
1105 | 50~100* | 0.6~0.8 | 低粘度 |
1160 | 300~500 | 0.6~0.8 | 一般 |
1350 | 200~300 | 1.0~1.5 | 耐塩 |
2280 | 8000以上 | 0.6~0.8 | 高粘度 |