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ミツカン:「くめ納豆」の営業権と商標権取得

 ミツカングループ本社(愛知県半田市)は25日、「くめ納豆」で知られる納豆製造業者「くめ・クオリティ・プロダクツ」(茨城県常陸太田市)から、営業権と商標権を取得することで基本合意したと発表した。取得によりミツカンの納豆市場のシェアは現在の16%弱から20%程度に高まる見通しという。

 くめは同日、東京地裁に民事再生法の適用を申請しており、負債総額は約110億円。正式契約は同地裁の許可を得たうえで結ぶ方針。くめの従業員が10月にも設立する新会社から「くめ」ブランドの納豆を仕入れ、ミツカンが販売を担う。営業権などの取得費用は非公開だが、数億円規模とみられる。くめは北関東でのシェアが比較的高く、中部圏や都市部に強いミツカンとの相乗効果が期待できるという。

 ミツカンは09年2月期のグループ売上高1541億円のうち納豆事業が1割強を占めている。納豆市場は少子化で縮小傾向だが、シェア拡大で収益力の向上を目指す。【宮島寛】

毎日新聞 2009年8月25日 23時22分

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