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韓国、初の国産ロケット発射へ 北朝鮮刺激、警戒も(2/2ページ)

2009年8月8日9時5分

写真:4月に羅老宇宙センターで公開されたロケット「羅老号」の試験機体=東亜日報提供4月に羅老宇宙センターで公開されたロケット「羅老号」の試験機体=東亜日報提供

 当面、10月にソウルである米韓定例安保協議(SCM)で、指針の改定が議題になるかどうかが焦点だが、在韓米軍関係者は「米国が応じる可能性は低い」と語る。韓国では原発の使用済み燃料を再利用する「核燃料サイクル」の導入論も高まっているため、国際社会の警戒感は強まる傾向にあるとの指摘もある。

 半面、韓国に「アジアでの宇宙平和利用の中核国」としての役割を期待しているのが日本政府だ。6月の日韓首脳会談で、宇宙分野での協力を促進することで合意。秋ごろには、宇宙航空研究開発機構(JAXA)やKARIを中心とした日韓の新協議体も発足する見通しだ。

 既に日本は韓国に対し、自然災害などに関する衛星情報の共有や、アジア諸国への技術協力なども打診済みだ。日韓両国の専門家からは、欧州が進める「ガリレオ計画」のように、日韓独自の全地球測位システム(GPS)構築を期待する声も上がっている。

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