リニア中央新幹線の早期建設を目指す諏訪地区期成同盟会(会長・山田勝文諏訪市長)は諏訪市内で開いた総会で、県内は諏訪・伊那谷を通るBルートとすることなどを改めて決議した。
決議では、南アルプスを貫くCルートを想定したJR東海の一連の行動は、県や同盟会の活動趣旨とは異なり「誠に憂慮すべき事態」と指摘。駅を諏訪地区に設けることや、沿線団体・住民の意見を踏まえて調整することを求めている。
総会では「いつの間にかCルートが既成事実のようになっている。製造業の中心地の諏訪を通さなくては意味がない」「政治的判断が必要な課題だ」などと訴える意見が相次いだ。【武田博仁】
毎日新聞 2009年8月25日 地方版