岡山放送局

2009年8月25日 18時32分更新

化石の写真展


およそ8000万年前の恐竜の足跡など化石の写真を集めた展示会が岡山市で開かれています。

これは、恐竜など古生物の研究を行っている岡山市の林原自然科学博物館が化石の研究の楽しさを知ってもらおうと開いたもので、岡山市北区のギャラリーには研究のために撮影された化石などの写真およそ50点が展示されています。

このうち、モンゴルで撮影されたおよそ8000万年前のものとみられる恐竜の足跡の写真は、恐竜の歩く速さや群れの規模がわかるように一度に複数の足跡が写されていて足跡がくっきり見えるように影の出来やすい夕方に撮影されたことが紹介されています。

また、恐竜の背骨の化石から作ったレプリカの写真は、位置を少し変えて2枚の写真を撮影し、それを並べてみることで、化石の立体的なイメージがわかるようになっています。

博物館で研究を行っている松本幸英さんは、「持ち帰ったり、分解したりできない化石を撮影するときのくふうのしかたを見ることで、古生物学のおもしろさを知ってほしい」と話していました。

展示会は今月30日まで岡山市北区のギャラリー「キャッチボール」で開かれています。