岡山放送局

2009年8月25日 18時32分更新

死亡事故受け交通安全呼びかけ


今月20日、交通事故でお年寄り3人が死亡した岡山県奈義町で、亡くなった3人の友人や警察官が街頭に立ってドライバーに交通安全を呼びかけました。

岡山県奈義町では、今月20日の午後、ゲートボールの練習から帰る途中だった80代と90代のお年寄り3人が乗った軽乗用車が道路脇からバックして国道に出たところ走ってきたタンクローリーと衝突し、3人が死亡しました。

25日は、事故を受けて、警察や亡くなったお年寄りの友人などが交通安全の呼びかけを行うことを決めたもので、奈義町の役場前にはゲートボール仲間のお年寄りや警察官などあわせておよそ80人が集まりました。

そして、この地域を管轄する美作警察署の小林伸治署長が「お年寄り3人が亡くなるという痛ましい事故が起きてしまいました。お年寄りの死亡事故は県内全体でも多くなっており、事故防止を心がけて欲しい。」とあいさつしたあと、お年寄りたちや警察官はそれぞれ事故のあった国道などに向かいました。

お年寄りたちや警察官は、国道脇に立ち、通りかかる車を呼び止めては、ドライバーに事故防止のチラシなどを手渡し、「高齢者の事故が増えているので気をつけて下さい」などと呼びかけていました。