2009-07-24 16:30:42

自己の確立の実験 (復元記事)

テーマ:教育問題

「ヒト」の自己はどの様に確立されるか、の実験を紹介しておく。(認知心理学)


被験者は18ヶ月~22ヶ月近辺の子供。


母親があやしている間に、トレーナーが鼻の頭に赤い色を付ける。

18ヶ月前の幼児は、自分の顔が鏡に写っている事を意識せず、時には鏡の裏側をのぞき込む。

(子犬や、小動物などと同じ行動)


22ヶ月を過ぎた幼児は、自分の鼻の頭に赤い色が付いている事に気付き、時には自分でぬぐい取ろうとする。


人間は、僅か18ヶ月から22ヶ月の期間に、「自分」というものに気づくのである。(自己の獲得)

この4ヶ月の期間は、4ヶ月かかるということではなく、その子供によって、その程度の「自己」の獲得時期に

差があると言う事である。


「ヒト」であれば、遅くとも22ヶ月になれば、「自己」を獲得するのだが、その時期を過ぎても「自己」を

獲得出来ない人類の事を、「自閉症」という。

しかし、その後の成長には差が出てくる。表面的には、「自己」を持っているような素振りを見せる自閉症だ。


いったい何による差か。 これから先は、残念ながら、「知能による差」なのである。


自閉症である「我々」でも、知能はある。しかし、そのレベルは千差万別。広く分布している。

将来、きちんとしたサンプル数が特定されれば、定形発達の人たちと、同じ分布を示す事が予想される。


「自己」を無意識に、脳の中にある自動プログラムで獲得出来る、定形発達に対し、

私達自閉症は、「知能」の助けを借りて、少しずつ、「知識」として獲得していくのである。


その1つの例はこの次に。  2007/06/03(日) ブログ 復元記事


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2009-07-21 18:54:28

自己の確立 (復元記事)

テーマ:心の理論

自己の確立こそが、自閉症の根幹を為すものである。


過去の自閉症の診断は、経験則によって成り立っていたが、知能の後れ(知能障害)を伴う自閉症(カナー型)の

赤ん坊時代の経験から、


「自閉症の赤ん坊は、抱こうとしても仰け反る」

「自閉症の赤ん坊は、全く泣かない」「自閉症の赤ん坊は、全く泣き止まない」と言う事で、憶測した。


しかし、これらの事は、程度の差を無視すれば、どの赤ん坊にでもあり得る事で、心配する親からすれば、

そう言う目でみれば、自分の赤ん坊も「自閉症の症状」に見えてしまう。


現実に、自閉症の赤ん坊時代を知っている人が見れば、それが思い過ごしか、そうでないかは、すぐ分かるが、

そもそも、親が相談する、近所の物知り顔のおばさんや、保育士、医者が、実際に自閉症の赤ん坊時代を

見た事が無い人たちだから、親が相談しても、逆に心配が募るだけなのである。


今は、インターネットで相談して(その相手は99%知ったかぶりなのに)、子供や、母親自身、あるいは夫を

自閉症にしてしまう。


自閉症は、ようやく「科学」の目で見る事ができるように、なり始めたばかりなのである。

自己の確立こそが、自閉症の根幹を為すものであり、「自己」の意味を理解していなければ、自閉症の診断は出来ないのである。


だから、「自己を確立」する、22ヶ月以前の診断は意味を為さないのだ。


ノイローゼになりそうな、お母さんを見かけたら、

「大丈夫。あわてないで、満2才になってから、自閉症に詳しい病院で、きちんと検査してもらおう」


そう教えてあげて下さい。 2007/06/2(土)ブログ  復元記事

2009-07-17 00:58:31

研究者の姿勢 (復元記事)

テーマ:心の理論

研究者の姿勢について書こうと思ったのは、やはりアメリカのTVを見ての事である。


CS又は、ケーブルテレビの番組で、ディスカバリーチャンネルという局がある。

先日この番組で、幼児の成長の過程を表した番組があった。

これは、アメリカのどこかの大学での研究を、そのまま放送したもの。最新の認知心理学に則った実験で、

その研究方法は、誠に「科学」と言うべき、「正しいサンプル」「事実の検証」を絵に描いたような実験。

それを、余計な編集をする事無く、妙な「思い」を込めたナレーションを被せる事も無く、分かり易く放送していた。


私が見た回は、まさしく、18ヶ月~22ヶ月の幼児を集め、それ以前と、それ以降、如何なる違いがあるのか。

「自己」の確認確立は、どの時期に得られるのか。 

その様子はどの様に確認出来るか。           を的確に現したものだった。


素晴らしい研究と、素晴らしい編集は、ありとあらゆる研究の素材となり得る。


私からすれば、それはまさしく、自閉症の研究の為の実験、とでも言いたくなるもので、

自閉症の子供を持つ親たちが、

「赤ん坊の時は普通だったのに、(アメリカの)3種混合ワクチンを打ったら自閉症になった」

「赤ん坊の頃は、問題無かったけど、2才で高熱を出して、それで自閉症になった」と訴えるまさしくその時期に、

幼児が「自己」を獲得する瞬間を捉えた研究であった。 

現在自閉症の研究にもめざましい成果を上げているのも、同じ「認知心理学」の研究に拠るものである。


18ヶ月以前は、「自己」を獲得していない為に、「自閉症」との差違は少なく、或いは見つけられず、

22ヶ月以降は、「自己」を獲得する為に、「自閉症」と明らかに異なる。


日本に於いて、自閉症とは、この「自己」の有無に起因している事を、理解している研究者は何人いるか。


彼らが、「認知心理学」の書籍や、「マインドブラインドネス」の文章を、引用しながらも、全く「自己」「自己意識」

などについて、理解していない事は、文献を引用しながら、内容を無視した、全く違う矛盾に満ちた主張を

平気で述べている事からもよく分かる。


そう言う人に限って、「泉流星」や「村上由美」や「村上真雄」と、テレビで同席し、自閉症について分かった風な

事を言い、いろんなNPOの代表をしているのである。


私は、滑稽に感じる。  民事訴訟で結論が出れば、各方面、医者、心理士の道義的責任を追及していきたい。


2007/6/1(金)のブログ    復元記事

2009-07-16 09:28:55

緊急告知

テーマ:告発・裁判


自閉症マニア・自閉症アスペルガー症候群研究所 本部-NHKの泉流星 日テレの顔と同じかな? 7月25日顔写真が表示しなくなった。

このブログには本当に書きたく無い話。      7月22日 日本テレビ 世界仰天ニュースで


「泉流星」  の話が大々的に出るそうだ。


本来ならば、日本自閉症協会や、JDDネットが、きちんと疾病、障害の確認をしたのか

番組側に正式に問い合わせをするのが、本来の姿だと思うが、お仲間だからしょうが無い。


2000万円名誉毀損損害賠償事件 原告 浅見淳子 は本当にやり手だよね。


だから、慌てて民事訴訟を起こして、時間稼ぎをしているのか。

きっと24時間テレビでも、白井由佳と一緒に大々的に放送するんだろうな。


日本の自閉症の団体はどうなっちゃってるんだろう。


自閉症の子供はミンチにして、イルカのえさにするのが目的なんだな。


親たちが、良く平気だよな。  平気なんだな。     嫌だと思うのはオレ位か。

2009-07-14 08:39:07

存在意義 (復元記事)

テーマ:心の理論

自閉症・アスペルガー症候群に存在意義はあるか。


人間は集団生活を行うように出来ている。だから、通常であれば、皆同じ方向へ自動的に(無意識に)動作する。

誰かが空を見上げれば、その視線の先を同じ様に追い、何か危険を感じれば、皆同じ方向に逃げる。

これらは、意識して行っているのではなく、すべて無意識、自動で行動しているのである。


常に、人間の判断が正しいとは限らない。

99%正しい行動であれば、その行動に従った大多数が助かるのである。しかし、残りの1%の事態もあり得る。


そんな時、皆の行動に取り残された自閉症のみが助かる。

このシステムによって、かろうじて人間という種別を確保出来るのである。

但し、その後きちんと増速するかどうかは、知らない。


実は、科学の分野でも同様な事を見受けられる。

科学の実験、実証は、常に先人の知恵の資産を受け継いで検証する。

しかし、どうしても実証が出来ない時、時に突拍子も無い方法、或いは、ミスから突破口を見いだす事がある。


ビルゲイツが、アスペルガー症候群の一例と広く言われているので、彼の例を考察すると、


当時、パソコンの黎明期、私達はパソコンそのものを作る事から始めていた。CPUを買ってきて、バスライン上の

信号から、それに合わせたロジック回路を組み、ハンダ付けしながら、本当の手作りだったのだ。

キーボードをつなぎ、CRTに文字列を表示出来るようにしたら、今度はこのパソコンを使える様に操作システムを

作る。この操作システムの事を、オペレーションシステムって言うんだな。


誰もが、自分に必要な機能を持たせた小さなオペレーションシステム(OS)を作っていたんだけど、

「ああ、誰かのシステム上手く利用出来ないかな」当時の技術者は皆そう考えていた。そして、

「金で済むなら、金出して買ってもいいよな」そう考えても、そんなもの、秋葉をうろついても無かった。


そんなとき、アメリカ各地で何人かが、ミニコン(当時はこう言った)用のOSの開発を始めていて、

その内の一つにビルゲイツが着目した。

その後の詳しいやりとりは知らないが、オヤジは会計士でビジネスの仕方を知っていたし、息子は最先端の

技術を知っていたから、なんだか上手く行ったみたいだ。

ビルゲイツは、日本のNECにそのOSの採用を決めさせ、その後の急成長があるんだ。

ちなみに、彼と私と、サッカーのラモスは、全く同じ年齢で、本当にリアルタイムに一緒に生きてきた。


彼の幸運は、アメリカから見たら遙かド田舎の、NECという企業に目を付けられた事にあり、

彼の日本好きには、この事も関係あると私は考えている。


とにかく、常識という、普通の人間を保護しているシステム(心の理論)を持たない代わりに、常識を突き破るという

非常識を、私達は持ち合わせ、その非常識は我々の常識なのである。


彼の場合は巨万の富を生み出した。 私の場合は、ちょっと気が利いた設計を生み出すのである。

だから、この辺に私達の存在理由があるのではないか。


私は、今のところこう考えている。  2007/02/17のブログ 復元記事

2009-07-10 14:07:30

自我 (復元記事)

テーマ:心の理論

おさるに自我はあるか。      無い。

人に自我はあるか。        ある。

自我とは何か。           SAMがあって初めて形成されるモノ である。


では自閉症、アスペルガー症候群に自我はあるか。         無いに等しい極めて希薄なもの。

すると、自閉症、アスペルガー症候群はおさると一緒か。      そうなんです。そこなんです。重要な所は。


誰もが誤解を恐れ、口にしなかったこと。自閉症、アスペルガー症候群は知能の高いおさると一緒なんです。


普段生活している時、例えば学校に行く時赤い看板が生理的に嫌いだったとする。

おさるであれば、本能でここは通らない様になる。(無意識)

ところが、知能がある人間は、学校へ行くという目的のため、通らなければならない。

自我があれば、意識下又は、無意識で道順を変えるとか対処出来るが、自我の希薄な自閉症は、自分が学校へ

行く時、どうして「いらいら」するのか分からない。(察知出来ない)  しかし、無理に登校する。登校し続ける。 

ある日、何らかの形で爆発する。(これが本当の意味のパニック)


自閉症の子供が身近にいれば、すぐこの説明に納得行くだろう。

これは、知能に係わらす、形を変えて、私達の問題として存在している。


例えば私の場合。  

自営業と言いながらも、ある日突然仕事が出来なくなる。  或いは打ち合わせをドタキャンしてしまう。

自分自身では、面白い仕事で、意欲満々なのに、身体が言う事を利かない。

妻がこの様子を見ていて、「・・・・が嫌いなんでしょ」

「そんな事無いよ」   口では否定しながら、言われて初めて「そうかなぁ・・」と思うが、実感は無い。

数年が経って、「ああ、本当にアレが嫌で仕事が出来なくなってたんだ」とやっと気がつく。

まさしく、本来人間が持っているSAMの自動機能が働いていない事を実感するのである。


では、自閉症、アスペルガー症候群とはどんな生物なのか。


私達は「人間の原種」と考えている。

人間(原始人)は集団生活を送っているうちに、SAMを獲得した種類がいた。

SAMは集団生活には、この上なく便利なモノだったから、SAMを獲得した種別は恐るべき繁栄をし、

現代の人間社会を形成するようになった。

しかし、元々SAMの希薄な原種が存在していたのだから、時折、脳が先祖返りをした人間が発生する。


これが、私達、「自閉症」の仲間だ。 何故、未だにこんな人類が存在するのか。その存在意義はあるのか。


これについては、次回。   2007/2/17のブログ 復元記事 (誰だ!消しやがった奴は!貴重な資料を)

2009-07-07 09:17:27

えーはなし(復元記事)

テーマ:心の理論

「身を粉にして働く」と言うのを、真に受け、本当に身が粉になりそうな位働いていた頃、

当然疲労も蓄積しているから、もうじき死ぬんじゃないかと思うときがあった。


「トクシさん。オレが死んだらパソコンあげるから、もらってね」

仕事をしながら、思わず口から言葉が出た。


「そんなもん、いらねーっちゃ。生きててケレ」  そう言われてビックリした。その時何か心に突き刺さった。


後から考えたら、彼の母親は早く死に、遠洋航海で父が留守の間、姉と弟、二人っきりで

肩寄せ合って生きてきたのだ。

年若くても彼が、人の「死」の意味を一番分かっていたのかもしれない。  彼の言葉が私を救った。



えーはなしやなー。   ホンマえーはなしや。自分で読んでもビックリする位の、えーはなしや。

今でも胸がきゅんとする位えーはなしや。 彼とは一緒に仕事をする縁が無くなったから、

二度と会わないだろうし、特別会いたいとも思わない。


ここで言っている「こころ」は「ハート」の事だ。「心の理論」で言われる「心」(マインド)では無い。

これは、日本語の方に問題があるんだけど、自閉症だって、ダウン症だって、知恵遅れだって、めくらだって、

オレだって、「心」「自分の気持ち」ぐらいはある。


しかし、このブログで使われている、或いは児童精神科、脳機能学で言われる「心」「心の理論」(マインド)は、


「ヒト」が「ヒト」として「ヒト」の集団を形成する上で、どの様に「共通の意識」「合意」を得て行動するのか。

その合意を得る道具としての「こころ」(マインド)なのだ。


だから、「心の理論」と聞くと、何となくロマンチックな、優しさとか、いたわり合いとか、そんなイメージを持つ人が

ほとんどの様で、ネットでもそれを口にする人は、ほとんどが勘違いか誤解で使っているよね。

「心の理論」というのは、あくまで、物理学と同じように、力学、ロジック、論理、として解明出来る「こころ」

(マインド)であって、   つらい、悲しい、などと言う情緒的な話では全く無いのだ。


オレだって心ぐらいあるんだ。


(復元記事により、多少前後の記事との脈絡に乏しいのは、ご勘弁)


2009-07-03 11:22:50

心の理論

テーマ:優良書籍

全回紹介した本は、「心の理論」 と呼ばれる物だ。

この本は、短大や大学でも教材として使われているようで、内容を理解していない子供程「こころのりろん」と

言う言葉を使いたがる。


ところが、この「心の理論」というのは、ロマンチックなモノでは無い。


原書の題名が「マインドブラインドネス」と命名している位で、「マインド」について語ったものである。

日本語で「こころ」というと「ハート」と間違うが、「ハート」では無い。「マインド」だ。


「マインド」を英和辞典で調べると、色々出てくる。これら全てを含んでの命名なんだろうけど、

中でも一つを選び出すとなると「気分」では無いだろうか。


「マインドブラインドネス」 =「自分の『気分』の状態を察知出来ないヒト」


「気分」を知ると言う事は、非常に大切な事だ。


私が、ある仕事をする。気が乗らない。やる気がしない。しかし、現実にはそんな事を無視して、仕事に邁進する。

ところが、ある日突然、会社に行けなくなる。仕事が出来なくなる。嫌で嫌でお客さんの電話に出られなくなる。


もし、自分の「気分」を事前に察知できていれば。 気分転換という、「定形発達」の人たちと同じ事が出来たなら、

事はここまで、もつれない。


しかし、私はそれが出来ない。 だから、いつも、もつれる。

抗鬱剤を飲む事によって、大分良くなった。さらに、自分の特性をしって、とにかくトラブルになりそうなものからは

なるべく近寄らないという知恵がついた。


こんな知恵がついたのは、ようやく50才になった頃からだ。


と言っても、今も原告浅見淳子 原告浅見昇吾と 名誉毀損による損害賠償事件を裁判で争っているから、

本質は変わらないけどね。


とにかく、素晴らしい本 であり、自閉症の理解には欠かせない本なんだけど、チョイ読みの人に誤解を与える本でもあるんだな。

読みこなすには、それ相応の知能と知性がいるんだ。

2009-06-30 07:52:04

生け贄になる訳

テーマ:優良書籍

須賀川の女の子にしても、須藤正和君にしても、生け贄になるには、訳がある。


「ヒト」であるなら、日常生活していて、「嫌悪」する対象からは、逃げ出す。或いは避ける。


これは、意識する事でなく、無意識で行う行動であり、上手く説明できなくても、この「忌避行動」

嫌なものから逃げ出す行動ができれば、事はここまで深刻な事態に至らない。


世の中のほとんどの「ヒト」は、皆無意識に、自分自身が感じる「イヤだ」という気持ちに素直に従う。


ところが、600人にひとりぐらい、自分自身の「イヤだ」という気持ちを感じ取れない人間がいる。


これが、「自閉症」である。


この、理論を肌で感じ、本当に理解できた人こそ、初めて自閉症を理解できる。

つまり、ほとんどの人は、自閉症の事理解してないんだ。特に日本の専門家と称する連中がそうだ。


自閉症の子供を持って不安な人が読む本が  エリーの本


自閉症の子供と現実にどう対応しようかと考える人が読む本が  内山ティーチ本


自閉症の事をもう少し、専門的に知りたいという人が読む本は  ウイングの自閉症スペクトル


自閉症の原理を今一番上手く解説している本が     自閉症とマインド・ブラインドネス


ただ、一度読んだ位じゃ理解出来る訳が無い。  2年3年と時間を掛け、自閉症児を観察しながら考える本だ。

2009-06-26 06:45:56

生け贄

テーマ:教育問題

須賀川第一中学で、リンチにあった女子中学生の名前は知らない。しかし、本になったそうだ


私が同じ構造の事件だと考えているのが、栃木の須藤正和君の事件だ。

日産自動車に勤め、真面目で大人しい須藤君。

それに目を付けたのが、悪質な男とその仲間。

金をせびり取り、貯金を下ろさせ、借金させ、その上イジメ殺した。


なんの裏付けも無いが、この二人は「アスペルガー症候群」だったと考えている。


動物と言うのは、どんな動物でも残酷な物である。


その集団を維持するためなら、弱い個体を平気でなぶり殺しにする。

それをしないように、不自然に決め事を作っているのが、「人間」である。

「法律」とか、「モラル」とか、「よそ様の目」とかで、何とか規制しているのだ。


しかし、中には「ケモノ」のままの人間が居る。

そんなケモノのターゲットになるのが、殺しても構わない相手「自閉症」だ。


ケモノから見れば、自閉症の子供たちは「ヒト」ではない。

彼らは、ケモノだけあって、そういうところだけは、天才的に敏感で、嗅ぎ分ける能力を持っている。


そのケモノが、野放しになったとき、こういう事件が起きる。

事件に至らなくても、同じような話は、「自閉症の子供」がいるところにはいくらでも転がっているはずだ。


そして、今、「自閉症」という科学、医学、そのものが、ケモノの生け贄になっている。

私には、言葉がある。知能がある。彼らの代わりに私は戦う。              簡単に生け贄にはならない。

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