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2009/08/24 21:53 KST
日本に持ち出された「望柱石」、99年ぶり返還


【ソウル25日聯合ニュース】日本が慶尚南道・鎮海の軍施設整備中に発掘し、持ち帰った「望柱石」が99年ぶりに国内に返還された。文化財庁は24日、望柱石を保管していた鹿児島県の南洲神社から返還を受けたと明らかにした。

 望柱石は墓の前に置く「魂遊石」の左右に立てる8角の石柱。返還された石の表側には漢字で「朝鮮石明治43年8月29日」と刻まれている。文化財庁はこれについて、日本が韓国の国権を奪った1910年8月29日を記念するために日付を入れ、日本に持ち出したためと推定している。石は高麗時代のものと推定されており、保存処理などを経て2012年に鎮海に建てられる海軍歴史博物館に展示される予定だ。

 石が保管されていた南洲神社は「征韓論」を掲げた西郷隆盛を祭る。文化財庁は鎮海市、駐日韓国文化院、山口おさむ鹿児島県議会議員らの支援と協力で返還に至ったと説明している。

返還された望柱石=24日、鎮海(聯合ニュース)

japanese@yna.co.kr