“やっぱフリーメーソン?”の小沢と鳩山の仲 |
機あらば・・・、と代表を狙う小沢、鳩山、菅 『文芸春秋』(11月号)に<小沢は命を賭して総理になる>、<私は伝えた。「総理をやって死んでいただきます」>。こんなタイトルで鳩山由紀夫が書いている。民主党の鳩山由紀夫が、なぜここまで小沢に恭順の意を示すのか。冗談じゃない“小沢総理”など、考えただけでも虫唾が走る。 自民党から30数名を引き連れて離党し、新生党を結成、細川内閣では闇将軍と呼ばれ、自社連立で初の下野を味わった小沢は、平成7年12月に新進党党首に就任したが、これもすぐに解党した。そして小沢シンパによる自由党を結成、同10年秋より自民党と自由党の連立に転換、同12年4月に連立を離脱した。 この間、側近中の側近だった中西敬介、熊谷弘と訣別。そして扇千景、二階俊測、、野田毅らが離れ、小沢自由党は25名になった。こんな凋落の一途を辿る小沢に手を差し延べたのが民主党の鳩山だった。この時小沢説得の使者として動いたのが自民党から民主党に転がり込んだ吉田公一(元衆議院議員)だった。 |
『朝日』(08.1.4)に掲載された“フリーメーソン”の記事(クリックで拡大)
小沢は、この誘いに乗じて「吸収されても結構だし、民主党の一兵卒となる」などと殊勝なことを言っておいて、軒を借り、今や母屋まで取ってしまった。そして鳩山が率いる同党の「政権交代を実現する会」を中心に小沢に近い若手議員らを集め、軽井沢の鳩山の別荘で研修会を開いたりで二人の連携を強めた。 平成19年7月29日投票の参院選で大勝した民主党の小沢は、8月8日に民主党本部を訪れたシーファー駐日大使と会談し、11月に期限切れのテロ特措法の延長に反対の意向を示した。(「小沢一郎はどこまで米国に逆らえるのか」参照) ところが小沢は、「ISAF(国際治安支援部隊)なら憲法に抵触しないから、自分が政権をとればPKOへの日本の参加を実現したい」などと矛盾したことを言う。 そして11月2日には、政権を投げ出した自民党総裁の福田康夫と“密室談合”に及んだ。そして民主党へ持ち帰り政策協議に入ったが全員一致で拒否されてしまった。 こんな落ちつきのない“変節漢”の小沢でも、『文芸春秋』で鳩山がラブコールを送っていたのは、2人は「“フリーメーソン”で結ばれているからだ」と囁かれている。 鳩山の祖父の鳩山一郎は、日本で初の“フリーメーソン”であることは周知の事実。“フリーメーソン”のキャッチフレーズは「友愛」。また鳩山ファミリーが音羽に置いている後援会も「友愛」。 一方の小沢は、自民党幹事長時代に米大統領のパパブッシュの湾岸戦争に150億ドルもの「湾岸基金」を挙出、この時点から“フリーメーソン”の仲間入りをしたというのが今や定設。
“秘密結社”と思われている“フリーメーソン”の表面的教義は、博愛的、人道主義的、進歩的目的を追求し、階級、国籍、宗教的差異に関係なく、全人類の精神的、道徳的発展を指導しようとするもので、これにそった規約がある。そしてその規約の後半には「自由、平等、博愛をモットーとし、全世界のメーソンを結合しつつある友愛の紐帯を人類全体の上に押し広める任務を有し、各メーソンに対しては、実例による宣伝を実行すべきことを勧奨する。メーソン成員はあらゆる事情の下において、場合によってはその生命を賭しても、そのメーソン兄弟を援助し、指導し、保護し、之を不正より擁護しなければならない」とある。
冒頭に記したように、民主党幹事長である鳩山由紀夫の『文芸春秋』における小沢総理待望論は“メーソン”の規約に則ったものと言わざるを得ない。 では鳩山は祖父一郎が“フリーメーソン”だから鳩山ファミリーが「メーソン」というのは分る。では小沢は何を根拠に“フリーメーソン”であるといえるのか。 平成2年(1990)秋ごろ、イラクがクウェートに侵攻、翌3年1月には、当時の米国大統領だったパパブッシュがイラクを空爆し湾岸戦争が勃発した。この時小沢は自民党幹事長で当時公明党幹事長だった市川雄一と組んで、かなり強引に130億ドルの“湾岸拠出金”を国会で通した(実際には150億ドル)。そのころのレートで1兆8000億円で、米国はちゃっかりと1兆5000億円を取っている。そして平成5年6月に小沢が自民党を離脱して新生党を立ち上げたとき、駐日大使のアマコストを通じてロックフェラーから500億円を提供されたという。そのころ細川護熙の日本新党にはセゾングループ経由で、英国のロスチャイルドから資金が流れた、といわれている。 わが国で“フリーメーソン”といえば、新自由クラブの大来佐武郎の他、自民党の宮沢喜一、中曽根康弘らの名がかねてより挙がっていて、小沢や鳩山が、どのていどのものかは定かではないが“友愛”という“フリーメーソン”の規約を民主党のキャッチフレーズとして忠実に実行している。 |
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