面会には「会わない」娘には「会いたい」
山城新伍 老人ホームで闘った「糖尿病」と「認知症」
(週刊朝日 2009年08月31日号配信掲載) 2009年8月19日(水)配信
05年には糖尿病の悪化による“重病説”が流れた。06年末には、自宅近くのデパートに出没し、食堂ですしやカレーを食べる孤独な暮らしぶりを、「週刊女性」が「『食べこぼしまみれ』徘徊の日々…」と報じた。
また老人ホームに入居後の昨年夏には、先の関係者の証言とは裏腹に、
〈もう芸能界に戻るつもりはないね〉
〈このまま消えてしまいたいぐらいや〉
という山城さん本人へのインタビューが「週刊文春」に載った。
ただひとり、山城さんが「会いたい」と言い続けてきたのが、一人娘の元女優・南夕花さん(42)だった。
南さんは、山城さん夫妻が再び離婚した翌年、山城さんの発言が「あまりに事実とかけ離れている」として「婦人公論」誌上で山城さんとの「訣別」を宣言。以来、絶縁状態が続いたままだった。
山城さんの母さよさんは、齢96にしていまなお健在である。
「亡くなったことは仕方ない。でも長いことテレビを休んでたんだから、そっとしておいてほしかった」
先の親族によると、久しぶりにテレビで大写しになった息子を見て、老母はそう言ったという。
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