面会には「会わない」娘には「会いたい」
山城新伍 老人ホームで闘った「糖尿病」と「認知症」
(週刊朝日 2009年08月31日号配信掲載) 2009年8月19日(水)配信
糖尿病の影響でひざの具合が思わしくなく、車いすでの暮らしを続けていた。
「歩行訓練のリハビリもしてましたし、芸能活動にも前向きだったんですが」
と事務所関係者は言う。
最期をみとったのは京都に住む弟の渡辺鎮雄さん(69)だった。山城さんは口元に酸素マスクをあてがわれ、渡辺さんの手を握りながら静かに息を引き取ったという。
親族のひとりは、
「誰かれ行っても(部屋に)入れてもらえんらしくて、ひとつ年下の弟だけが、休みのたびに京都から出かけて、何くれと世話をしていたんです」
と打ち明ける。
99年、山城さんは女優の花園ひろみさん(68)と2度目の離婚をした後は東京・恵比寿のマンションでひとり暮らしで、次第に表舞台から姿を消していった。
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