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2009年8月24日(月) 19:07 |
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瀬戸内の島に子供たちの歌声が響く
22日、日生諸島の大多府島で岡山県内外の離島や山間部から集まった小、中学生が音楽会を開きました。 名づけて「島の音楽会」。瀬戸内の小さな島に子供たちの元気な歌声が響きました。
備前市の日生港から連絡船でおよそ20分。島の音楽会の舞台は日生諸島のひとつ大多府島です。 出演するのは、玉野市や兵庫県などの、離島や山間部にある5つの小中学校の児童や生徒25人です。 中には全校生徒が1人の学校もあります。 これらの学校では大人数で合唱する機会はほとんどなく、音楽会を楽しみに島にやってきました。 本番を前にリハーサルが始まりました。 音楽会を計画した武庫川女子大学音楽学部の畑儀文教授は、子供たちに大人数での合唱を体験してほしいと話します。 会場は、去年3月に閉校した旧大多府小学校です。 久々に子供たちの歌声が聞けると島の人たちも集まりました。 音楽会では、まず、それぞれの学校が校歌を披露します。 唯一、岡山県から参加の玉野市立胸上小学校石島分校の校歌は全校児童2人が大きな声で歌います。 会の締めくくりは、全員での大合唱。 歌は誰もが知っている唱歌「海」です。 25人の子供たちの声が合わさり瀬戸内の小さな島に「海」の大合唱が響き渡りました。 島の音楽会の実行委員会は、将来、瀬戸内の小さな島の子供たちをみんな集めて音楽会を開きたいと話しています。
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