JR尾道駅前の尾道市東御所町と対岸の向島町を結ぶ駅前渡船が24日、運航を再開した。老朽化した桟橋が水没して昨年末から運航を休止していたが、市が新桟橋を整備して後押しした。
休止前と同じ午前6時の始発から午後10時10分の最終まで2隻の旅客船で1日91便を運航。再開初日は夏休み期間中ということもあり、通学客の姿はまばらだったが、桟橋近くに住み、島外の病院へ月2回通う松本一男さん(83)=尾道市向島町小歌島=は「便利で助かる」と喜んでいた。
新桟橋は6月下旬から市が約4千万円をかけて整備。運航事業者の向島運航(尾道市西御所町)が市に月額約17万円の係船料を支払い、利用する。
【写真説明】完成した向島側の桟橋に接岸し、運航を再開した駅前渡船
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