(cache) ●ダイチン氏・三浦小太郎氏・おつるの中国民族問題研究会レポートと　麻生首相演説-★おつるの秘密日記　酒と薔薇と愛の日々★

●ダイチン氏・三浦小太郎氏・おつるの中国民族問題研究会レポートと　麻生首相演説

昨日、大阪駅前第二ビルの研修室で、

緊急講演会、中国問題研究会　がありました。

主　催：「中国民族問題研究会」大阪読者の会

●講　師

三浦小太郎（評論家）
中曽千鶴子（日本シルクロード科学倶楽部副会長）
ホルホノド・ダイチン（モンゴル自由連盟党幹事長）

暑かったのですが、お招き下さって、
東京からわざわざ、来て下さる方もいらっしゃるので
頑張って正装して、着物を着ていきました。

拉致問題・脱北者に取り組む三浦小太郎先生の到着が
遅れたので、おつるが一番最初に講演することになりました。

政治学者・殿岡昭郎先生のご挨拶があり
私の紹介をして下さいました。

サッカー選手って名刺に書いてあるけれど
どういう意味???と不思議そうにおっしゃって、
「わたし、女子サッカーしてるんです、暴れん坊なんです」笑

そして講演会です。

数十人の方々の前で、たいへん緊張しましたが、
kinaさんや　レオさんご夫妻、大圓さんが来て下さっていて
励まされました。

①私と中国問題

私のような一般人の女が、チベット問題や東トルキスタンの問題に
関わるようになった、昨年2月をキーポイントとしたいきさつを
お話させていただきました。

カトリックのクリスチャンであり洗礼名をジャンヌダルクと
つけてもらったこと。

カトリック正義と平和協議会への問題視と戦い
そこから北朝鮮の殉教者やバチカンに従わない中国天主愛国教会と
弾圧されているカトリック地下教会の関係を知ったこと。

雪山で銃撃されている亡命者の動画をはじめて見た時の衝撃

中国のサッカーの試合における民族性

そしてチベットデモ・ウイグル・ＮＨＫデモへの参加

米流時評さんのご提案のフリーチベットブロガーズへの参加
オリンピック開会式のキャンドルイベントの呼びかけ

高田教授との出会い

②札幌医科大学　高田純　理学博士について
　中国の核実験
　高田教授のあゆみ、東京新聞の記事など
　高田教授の著書のご案内

③シンポジウムにおける
　アニワル医師のひつじ飼いのおじいさんのお話

④女性、クリスチャンの眼から見た
　イスラム教徒の女性への強制中絶の悲劇

⑤今後の日本シルクロード科学倶楽部の活動と思い
　そしてご参加への呼びかけ・・・　

時間配分がうまくいかずに思うことの半分も言えませんでしたが
精一杯、頑張りました。　

参加者は、若い男性、NHKの大罪Tシャツを着ていた人
若い女性、おつるよりやや年上の女性　大学教授の方々、

大圓さんが告知して下さっての神州正氣の会の方々
中国問題研究会のスタッフの方々、など　いろんな方が
いらっしゃいました。　

はじめてお会いした方も多く、またデモなどでお見かけした方も
おられました。

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つぎに、ダイチンさんのお話

ダイチンさんの南モンゴルの歴史と状況。

マスメディアが、ウイグルやチベット問題は取り上げても
南モンゴルのことが、ほとんど知られていないこと。

ウイグルで起きた事件、の中国の嘘の報道。

世界の事件、悲惨な出来事、パキスタン・イラン・ミャンマー・アフリカなど、どんなことにも中国の後押しと関わりがあること。

モンゴルの人々から禁牧といって、モンゴルの文化・歴史・生活
そのものである放牧を奪い、モンゴル人は都会での商売などが
できるわけもなく、ホームレスなどになっていること。

漢民族の大量移民、そして金持ちの漢民族が工場を建てて
環境汚染をし、結果　工害により健康被害をモンゴル人が受け
障害のある赤ちゃんが生まれたりしていること。

モンゴル人が訴えることができないのは
１９６６～７６年の　文化大革命の時に、１４０万人の人口のうち
モンゴルの１０万人の知識人や上層部、有力者が殺され
そして５０万人もの人が拷問され・・・・

死んだほうがましというほどで、拷問された人は廃人や
身体障害者として生き続けている

その恐怖心でモンゴルの人は、縮こまっている状況なのだ。

けれども、１９８１年に　内モンゴル学生運動というのが
７０日間続いた。　中国共産党政府の「内モンゴルへの漢民族入植」政策に反対した学生の運動である。

ダイチンさんは、高度な自治など漢民族の支配があるかぎり
モンゴルに自由など、幸せなどないのだと
独立しなければならないのだと　強く訴えておられました。

恐怖で金縛りになっている内モンゴルの人々に伝え
中国共産党が崩壊し、民主化したチャンスのときには
独立の気概を持つ若者がいなくてはならない。
まず、そのためにも、日本から支援、そして勇気を伝え続けると
いうお気持ちをお話されました。

私は、内モンゴルについては、本やネットでのお話を読んでの印象
だったのですが、今日のダイチンさんの思いを直接聞いて
心が揺さぶられました。　

内モンゴルのために、私たちができること、伝えることを
続けていきたいと思います。

なお、東京で　南モンゴル「学生運動」デモ行進があります。
関東方面でお時間のあう方はご参加を

■日時・９月１２日（土曜日）　１４：００集合、１４：３０開会、１５：３０出発
■集合場所・六本木　三河台公園
■コース・三河台公園　→　笄公園（流れ解散）
※笄公園到着後　ダイチンさん＋４名で中国大使館に抗議予定
■主　催・学生事件デモ実行委員会
※呼び掛け人　オルホノド・ダイチン（モンゴル自由連盟党幹事長）
http://www.lupm.org/japanese/pages/090816j.htm

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最後に、拉致問題に取り組み続けておられる　三浦小太郎さんのお話

非常にお話の上手な知的な方でした。

まず私とダイチンさんへの補足説明として

カトリック正義と平和協議会　１９６０年からの南米にも広まった
解放の神学との関係、解放の神学、それじたいは、当初は貧しい人への理想として悪いものではなかったが次第に変貌、安易な方向へ流れてしまい、現在、日本のカトリック正義と平和協議会は、朝鮮総連と関係が深いなど、拉致問題、朝鮮総連問題にかかわってこられただけあって、とても詳しくお話されました。

そしてジャンヌダルクについて、
講談社の竹下節子さん著書の本をぜひお読みくださいと
お話下さいました。
（自宅に帰ってわたしの本棚を見たら、その本ありました

　だいぶ以前に読んでいたのでした。）

北朝鮮問題については、経済政策が何の解決にもなっていないこと
また台湾独立についての問題や
チベット・ウイグル・南モンゴルの問題、
中国へのお金の流れをとめることが第一の戦略ではないかと。

それにはＯＤＡももちろんだけれど、環境予算の流れに注視すべき

またチベット問題しかり、ウイグル問題、北朝鮮問題にしても
日本の支援団体が「左だ右だ、ＮＨＫだ」と、日本人どうしで
批判しあう場合ではなく、せめて表面的にでも　共通の敵に対しては
団結しているように見せていくことが大切なのだと。

また戦略のひとつとして、日本人の感覚的には
シベリア抑留だとか、北方領土の問題などで難しいが、

ロシアに注目するべきだと。実は、中国とソ連が核戦争になりかける
ほどの敵対関係になっていた時期もあり、
やはり敵の敵は・・・ということを少し視点を変えていくべきかも
しれないと　日本とロシアの関係が今後重要な意味を持つ可能性に
ついてのべられました。

長く、北朝鮮、中国との関係で活動されてきた方であるだけに
非常に、新しい視点で、そして戦略をつねに考えておられると
思いました。目からウロコな部分も多かったのです。

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お二人のお話は、ざっとメモをとりながら聞いたものを
まとめたので、少し、実際のお話とは微妙に違う部分もあるかと
思いますが・・・・

最後に殿岡先生から三民族連帯をベースにしたこれからの取り組みと
思いをのべられました。

私自身、こうして講演させていただいたことで、
とても勉強になり、有意義な貴重な経験をさせていただき感謝して
います。

東京、名古屋など遠くからのご参加もあり、
多くの方々との出会いにも感激いたしました。
終了後の懇親会も、いろいろ質問を受けたり、名刺の交換を
させていただいたり、楽しい時間でした。

レオさんご夫妻や　ｋｉｎａさん、大圓さんにも
心から感謝しています。

そして、講演会前に成功を祈ってくださった皆様、有難うございました

。

御招き下さった殿岡先生、そしてスタッフの皆様、心から感謝いたします