本日はこれからの方針と連絡のほどを伝えられたあと、対人戦の動きを考察する、とのことで対人部屋に行くことに。
何分か戦闘行為を行ったあと気づいたのだが、僕にはPvでの戦闘経験が驚くほどなく、元からの腕のなさも影響してか、まるで脱衣としての働きが出来ていない。脱衣かけるかけない以前に、騎士が相手だと脱衣するまで接席することすら難しく、まさに歩くことを覚えた赤ん坊のような頼りないカーソル裁きを衆目に晒してしまった。
これでは非常にまずい。かっこわるい良いの問題を除いて、置物同然である。ヒールをもらう点においては置物以下の足手まといである。
加えて、どうにもやる気が起きない。生来、血気の盛んでない僕は相手から悪罵をつけられたり、挑発されたり、攻撃されない限りは無辜の相手に対して対人行為を行えるほどのアドレナリン沸騰量が出ないのだ。
かと言って、名前も知らないような他人に「僕をぶってくれ」などという正常とは斜め下の発言などできようもなく、ほとほと困っているところ、「決闘」という形をとって勝負すれば良いのではないだろうか、と思いついた。ケンカは出来ずとも試合ならば、と考えたのである。ルールある勝負ならば問題はない。
皆が様々な議論を交わしているところ、人が増えてきてところ目星をつけたのが、左のほうの林が林立している箇所にて座っていたモンクさんである。彼女にしよう。
「V」という簡素なギルド名も僕の好感を浮かび、油断なく座している彼女の出で立ちに並々ならぬ腕を感じた僕は「一緒に遊びましょう」と全くの誤解を持つ初発言をつむいだところ、案の定誤解されました。ちがうんやー、ナンパじゃないんやー。
対人の模擬戦に付き合ってもらおう、という旨を告げ了承してもらった。
しかし、どうしてか。相手の了承がもらえた途端、殺る気でてきた。やはりお互い合意の上だと違うね。
あくまで紳士的な彼女の言葉に対し、僕の中にはゲスの炎がぐちゃぐちゃとねばっこく燃え上がっており、「じゃ、はじめましょー」との言葉を言われるころには「絶対に僕が勝つ。殺す。やってやる」と薬物過剰摂取した上、救いがたい症状に陥った患者のごとく目をギラギラさせておりました。
また不公平ないようにこちらにもIAをかけてくれる彼女は紳士の体言であると言えたが、さすがにこれはまずいと思い、IAがきれるのを待ってもらうことに。当然のことながら僕にスポーツマンシップなどという殊勝なものがあるわけなく、理由は僕には「速度増加」スキルは元から持ち合わせるキャラではなく、模擬戦とは出来るだけ実戦に近い環境でやりたいからだ。
速度減少にディスペルをもらい、全く素の状態となったのを確認し、試合開始。
「気孔」の速度からかなりのDEXとベースレベルがあると判断して、トンドルにて距離をとる。相手が何人も何人もいる場合での試合ならば、指弾、発頚などの技もあるだろうが、タイマンならば高DEX阿修羅一本で来るはずである。
ルアフを炊き、僕をいぶりだそうとする彼女を避け、戦術を練る。
あれだけのDEXならばVITがないであろうと判断した僕は姿を現し、DSで攻撃するものの、タラ盾が遺憾なく力を発揮し、効果がないと考えて再び姿を暗ます。
このことから、脱衣をするには盾か武器しかない。しかし武器脱衣は排除することにした。
別に公平な戦いをしようというわけではない。武器をはがせば阿修羅をくらおうとも、死ぬことはないだろうが、僕は脱衣の成功率を見に来たわけではない。自分がどれだけうまく阿修羅を避わせるか、どの程度早く敵を倒せるか、またどれだけ相手を御しきれるか、を学ぶためにきたのだ。
ぞくぞくしてきた。Gvで粘着を喰らいまくったときとか、大広場にて乱戦を興じたときなどと同種の高揚感。意識せず口に笑みが浮かぶ。
多少焦れてきたところで、盾脱衣をかけるものの失敗。DEXが高ければ高いほど脱衣の成功率は落ちる。この程度は範疇内。
シミュレーションしたとおり阿修羅が来る。僕もハイド――としようとしたのだが、ルアフが炊いてあることを失念。バカか、僕は。
バンッ、という痛そうな音とともに燻りだされ、しまったと考えたときには僕の眼界には「阿修羅鳳凰拳」の極大ゴシックが目に映り、暗転。
順位が最下位だったらしく、対人部屋をキックされた。
負け犬、という文字を背負いながら重い足を引きずって再び対人部屋に戻ることに。ううう、悔しい。長々と書いたものの、実時間三分以下であり、完敗であった。
意気込むあまり、SSすらとるのを忘れて挑んだというのに結果はこれである。
戻ってきたところ、モンクさんから様々な改善点を指示され、ありがたく聞き入った。優しさが目にしみる。今度は必ずや殺せるくらい強くなります。
やはり実戦は大事である。今日のような完膚なきまでの敗戦を味わったときでさえ、学ぶところは様々あった。
一度たまり場にもどり、PTでの模擬戦をすることに。
が、しかし特化職ばかりで構成にちょいと頭を悩ませたあと(僕は何も考えなかったが)を「攻」PT「守」PTに分け、モロク宿屋に。
守PT、教授、アサクロ、LK、BS、プリ(僕)
攻PT、Wiz、騎士、ME、鳥。
――PT名と構成が逆なのは気にしないでください。
当然ながら人数的にも、またVITの差でもこちらに分があり、BSのHFにより唯一の火力であるWizにアキレス腱のMEをスタンにさせ、WizをLDにて魔法封鎖。回復までの数秒でたたみかける戦法にてWizがおち、プリがおちで勝利。
この構成では結果は当然といえ、二度目は攻PTにMEをのけて、献身、Vプリを追加。僕らPTにアサクロをのけて再び開戦。
開戦は良いのだが、やはり僕は対人初心者。動きが拙く、またLAのタイミングも非常に悪い。加えて攻PTにヒールをばらまく始末。あああ、はずかしい。
攻撃の要であるWizを倒したものの、攻PTは防御に優れるためなかなか落ちず、守PTはやはり僕の動きの悪さが生じてか、中々落とせない。
泥沼になってきたところ、
模擬PT戦に乱入してきた「むてき」くんご一行様が襲い掛かってきた。あのSSでHPが赤いのは僕である。うぉおおおおお、しぬうううう。
不意打ちにより、一気に瀕死な僕を尻目に、見学をしていたチャンプがこちら側に参戦。一人でテロPTを排除するのは一騎当千との言葉があい、彼のなれた動きはどこか胸のすく思いがあるのだが、僕らもやられたままほおっておくのは嫌である。上でも述べたように、こういう不意をつかれた攻撃では僕は死ぬほど殺る気が起きる。
特にこのむてき君は凄まじいもので、体が常時発光していた。僕はこの光を良く知っている。間違ったらそのときはそのときで謝るとして、僕の目が節穴でないならば、彼は窓手マップにてよく見られる「Aretool」。俗称「TS」の使用により、彼の殲滅力は恐ろしいことになっていた。なにせ滝のようなダメージが僕らの体を叩く。本当に死にそうだ。
しかし悲しいかな。いかなTSと言えども、技は遠距離スキルなのでニュマにての無効化もできる上、こちらの人数はチャンプを合わせれば十人に上る。またチートツールTSと言えども、一度に狙えるのは一人であり、数の暴力には適わないのだ。
よく見ればこのギルド。いつぞやのGX所属ギルドであり、これでは敬遠されるのは仕方ないと言えた。普通の心情あればこんなことされた相手は誰だって嫌だ。
鎮圧したものの、興が削がれ撤退。
時間は一時を越えており、僕は布団が恋しくなったためパソコンの電源を落とした。
何分か戦闘行為を行ったあと気づいたのだが、僕にはPvでの戦闘経験が驚くほどなく、元からの腕のなさも影響してか、まるで脱衣としての働きが出来ていない。脱衣かけるかけない以前に、騎士が相手だと脱衣するまで接席することすら難しく、まさに歩くことを覚えた赤ん坊のような頼りないカーソル裁きを衆目に晒してしまった。
これでは非常にまずい。かっこわるい良いの問題を除いて、置物同然である。ヒールをもらう点においては置物以下の足手まといである。
加えて、どうにもやる気が起きない。生来、血気の盛んでない僕は相手から悪罵をつけられたり、挑発されたり、攻撃されない限りは無辜の相手に対して対人行為を行えるほどのアドレナリン沸騰量が出ないのだ。
かと言って、名前も知らないような他人に「僕をぶってくれ」などという正常とは斜め下の発言などできようもなく、ほとほと困っているところ、「決闘」という形をとって勝負すれば良いのではないだろうか、と思いついた。ケンカは出来ずとも試合ならば、と考えたのである。ルールある勝負ならば問題はない。
皆が様々な議論を交わしているところ、人が増えてきてところ目星をつけたのが、左のほうの林が林立している箇所にて座っていたモンクさんである。彼女にしよう。
「V」という簡素なギルド名も僕の好感を浮かび、油断なく座している彼女の出で立ちに並々ならぬ腕を感じた僕は「一緒に遊びましょう」と全くの誤解を持つ初発言をつむいだところ、案の定誤解されました。ちがうんやー、ナンパじゃないんやー。
対人の模擬戦に付き合ってもらおう、という旨を告げ了承してもらった。
しかし、どうしてか。相手の了承がもらえた途端、殺る気でてきた。やはりお互い合意の上だと違うね。
あくまで紳士的な彼女の言葉に対し、僕の中にはゲスの炎がぐちゃぐちゃとねばっこく燃え上がっており、「じゃ、はじめましょー」との言葉を言われるころには「絶対に僕が勝つ。殺す。やってやる」と薬物過剰摂取した上、救いがたい症状に陥った患者のごとく目をギラギラさせておりました。
また不公平ないようにこちらにもIAをかけてくれる彼女は紳士の体言であると言えたが、さすがにこれはまずいと思い、IAがきれるのを待ってもらうことに。当然のことながら僕にスポーツマンシップなどという殊勝なものがあるわけなく、理由は僕には「速度増加」スキルは元から持ち合わせるキャラではなく、模擬戦とは出来るだけ実戦に近い環境でやりたいからだ。
速度減少にディスペルをもらい、全く素の状態となったのを確認し、試合開始。
「気孔」の速度からかなりのDEXとベースレベルがあると判断して、トンドルにて距離をとる。相手が何人も何人もいる場合での試合ならば、指弾、発頚などの技もあるだろうが、タイマンならば高DEX阿修羅一本で来るはずである。
ルアフを炊き、僕をいぶりだそうとする彼女を避け、戦術を練る。
あれだけのDEXならばVITがないであろうと判断した僕は姿を現し、DSで攻撃するものの、タラ盾が遺憾なく力を発揮し、効果がないと考えて再び姿を暗ます。
このことから、脱衣をするには盾か武器しかない。しかし武器脱衣は排除することにした。
別に公平な戦いをしようというわけではない。武器をはがせば阿修羅をくらおうとも、死ぬことはないだろうが、僕は脱衣の成功率を見に来たわけではない。自分がどれだけうまく阿修羅を避わせるか、どの程度早く敵を倒せるか、またどれだけ相手を御しきれるか、を学ぶためにきたのだ。
ぞくぞくしてきた。Gvで粘着を喰らいまくったときとか、大広場にて乱戦を興じたときなどと同種の高揚感。意識せず口に笑みが浮かぶ。
多少焦れてきたところで、盾脱衣をかけるものの失敗。DEXが高ければ高いほど脱衣の成功率は落ちる。この程度は範疇内。
シミュレーションしたとおり阿修羅が来る。僕もハイド――としようとしたのだが、ルアフが炊いてあることを失念。バカか、僕は。
バンッ、という痛そうな音とともに燻りだされ、しまったと考えたときには僕の眼界には「阿修羅鳳凰拳」の極大ゴシックが目に映り、暗転。
順位が最下位だったらしく、対人部屋をキックされた。
負け犬、という文字を背負いながら重い足を引きずって再び対人部屋に戻ることに。ううう、悔しい。長々と書いたものの、実時間三分以下であり、完敗であった。
意気込むあまり、SSすらとるのを忘れて挑んだというのに結果はこれである。
戻ってきたところ、モンクさんから様々な改善点を指示され、ありがたく聞き入った。優しさが目にしみる。今度は必ずや殺せるくらい強くなります。
やはり実戦は大事である。今日のような完膚なきまでの敗戦を味わったときでさえ、学ぶところは様々あった。
一度たまり場にもどり、PTでの模擬戦をすることに。
が、しかし特化職ばかりで構成にちょいと頭を悩ませたあと(僕は何も考えなかったが)を「攻」PT「守」PTに分け、モロク宿屋に。
守PT、教授、アサクロ、LK、BS、プリ(僕)
攻PT、Wiz、騎士、ME、鳥。
――PT名と構成が逆なのは気にしないでください。
当然ながら人数的にも、またVITの差でもこちらに分があり、BSのHFにより唯一の火力であるWizにアキレス腱のMEをスタンにさせ、WizをLDにて魔法封鎖。回復までの数秒でたたみかける戦法にてWizがおち、プリがおちで勝利。
この構成では結果は当然といえ、二度目は攻PTにMEをのけて、献身、Vプリを追加。僕らPTにアサクロをのけて再び開戦。
開戦は良いのだが、やはり僕は対人初心者。動きが拙く、またLAのタイミングも非常に悪い。加えて攻PTにヒールをばらまく始末。あああ、はずかしい。
攻撃の要であるWizを倒したものの、攻PTは防御に優れるためなかなか落ちず、守PTはやはり僕の動きの悪さが生じてか、中々落とせない。
泥沼になってきたところ、
模擬PT戦に乱入してきた「むてき」くんご一行様が襲い掛かってきた。あのSSでHPが赤いのは僕である。うぉおおおおお、しぬうううう。
不意打ちにより、一気に瀕死な僕を尻目に、見学をしていたチャンプがこちら側に参戦。一人でテロPTを排除するのは一騎当千との言葉があい、彼のなれた動きはどこか胸のすく思いがあるのだが、僕らもやられたままほおっておくのは嫌である。上でも述べたように、こういう不意をつかれた攻撃では僕は死ぬほど殺る気が起きる。
特にこのむてき君は凄まじいもので、体が常時発光していた。僕はこの光を良く知っている。間違ったらそのときはそのときで謝るとして、僕の目が節穴でないならば、彼は窓手マップにてよく見られる「Aretool」。俗称「TS」の使用により、彼の殲滅力は恐ろしいことになっていた。なにせ滝のようなダメージが僕らの体を叩く。本当に死にそうだ。
しかし悲しいかな。いかなTSと言えども、技は遠距離スキルなのでニュマにての無効化もできる上、こちらの人数はチャンプを合わせれば十人に上る。またチートツールTSと言えども、一度に狙えるのは一人であり、数の暴力には適わないのだ。
よく見ればこのギルド。いつぞやのGX所属ギルドであり、これでは敬遠されるのは仕方ないと言えた。普通の心情あればこんなことされた相手は誰だって嫌だ。
鎮圧したものの、興が削がれ撤退。
時間は一時を越えており、僕は布団が恋しくなったためパソコンの電源を落とした。
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