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新型インフル:人から鳥への感染、チリで初確認

 【メキシコ市・庭田学】南米チリ政府は21日、人間から七面鳥に新型インフルエンザが感染したとして、七面鳥飼育場2カ所を隔離した。AP通信が伝えた。新型インフルエンザは、人間から豚への感染例はあるが、人間から鳥類への感染が確認されたのは初めて。種を超えた感染により、ウイルスが強毒化する可能性も指摘されている。

 新型インフルエンザウイルスには、人、豚、鳥を起源とする遺伝子がある。チリ政府はウイルスは変異していないとしている。

 現在真冬のチリでは、今月15日までに約35万人の新型インフルエンザの感染疑い例があり、うち1万2175人の感染が確認された。感染者のうち128人が死亡している。

 ▽大槻公一・京都産業大教授(獣医微生物学)の話 鳥の体内で強毒化するインフルエンザウイルスは「H5」か「H7」型で、今回のウイルスのH1N1型が強毒化する可能性はあまり高くないだろう。このため公衆衛生上の脅威は低いと思われるが、七面鳥から、さまざまなウイルスを媒介できる豚に感染し、それが再び人の間で広がる恐れはある。やはり感染拡大防止が大切だ。

毎日新聞 2009年8月22日 10時49分(最終更新 8月22日 12時21分)

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