佐用町は13日、豪雨の被害状況(13日午前9時現在)を発表した。住宅は5棟が全壊、2棟が半壊、5棟が一部損壊。146人が避難生活を送っている。道路が寸断された大日山(おおびやま)向坂地区では2世帯2人が孤立状態。町は被災者生活再建支援法の対象世帯数などを調べるため17日までの日程で家屋被害調査を実施する。
他の主な被害は、床上浸水257棟▽床下浸水215棟▽がけ崩れ132カ所▽河川のはんらん140カ所▽落橋9カ所。90戸で停電、全体の約6割にあたる4758戸で断水が続いている。最も高く浸水したのは久崎(くざき)地区で1.8メートルだった。
隣接する宍粟(しそう)市では停電66戸、断水476戸、朝来(あさご)市では断水48戸。両市で計151人が避難している。