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【政治】

麻生首相「手応えよくなる」 TV討論、鳩山氏「地殻変動だ」

2009年8月23日 12時07分

 麻生太郎首相は23日、NHKなどのテレビ番組で、報道各社の衆院選関連報道が民主党の獲得議席を300議席超の勢いだと伝えていることに対し「先週よりは今週、昨日よりは今日と手応えがだんだんよくなっている」と反論した。民主党の鳩山由紀夫代表は「追い風というよりも地殻変動だ」と政権交代の可能性が高まっているとの認識を示した。

 首相は「新聞で書かれているようなことにはせず、きちんと追いつきたい」と述べ、政権維持への意欲をあらためて表明。鳩山氏は「民主党への期待を感じるが、報道で言われているような状況ではない」「100人程度が(当落)すれすれの戦いだ。油断がいちばん危ない」と、陣営のゆるみに懸念を示した。

 また首相は「(自民支持の)トレンドは上がってきている。一日二日あれば、全然変わる。政策をきちんと訴えていく」として残り1週間の選挙戦で挽回可能との考えを示した。

 勝敗ラインについて、首相は「自公政権維持」と自民、公明両党での過半数維持を挙げた。鳩山氏は「政権交代可能な議席」とすると同時に「単独過半数を目指す」と重ねて強調した。

 公明党の太田昭宏代表は、公明党として解散時勢力を維持し、与党では過半数を目指すとした。共産党の志位和夫委員長は「比例代表11ブロックでの議席増」、社民党の福島瑞穂党首は「3議席上積みする10人以上の当選」、国民新党の綿貫民輔代表は「全員当選」とそれぞれ答えた。

(共同)
 

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